<写真:イメージ画像>
ホーチミン市で総事業費約10兆ドン(約610億円)の高潮対策事業が、年初の再開後に工事を加速させている。
政府首脳が長期化した課題の解決と年内完成を強く指示したことを受け、主要な高潮防止水門では仕上げ工事や試運転に向けた作業が本格化した。
主要施設の進捗は、ベンゲー水門が約99%に達し、2026年2月初めから試運転を開始した。
現在は航路のしゅんせつや自動制御システム(SCADA)の調整を進めている。
タン・トゥアン水門は約95%、フー・ディン水門は約90%、6基の主要水門で最大規模となるムオン・チュオイ水門は約94%まで完成しており、機械・電気設備やポンプ、護岸整備など残る工事を急いでいる。
現場では約500人の作業員と150人の技術者が完成を目指して作業を続けている。
各施設では運用エリアの整備や試運転の準備も進められ、一部では従来たびたび冠水していた護岸道路の舗装や拡幅も実施された。
周辺住民からは、長年停滞していた事業が再び動き出し、景観の改善や高潮時の浸水解消への期待が寄せられている。
この事業は2016年にBT(建設・譲渡)方式で着工し、2020年11月時点で工事は9割超まで進んだものの、投資家への土地による支払い手続きなど法的課題のため中断していた。
2025年7月に政府が決議212号(212/NQ-CP)を公布して課題解決を図り、2026年2月初めから工事を再開した。
計画では年内に全体を完成させ、一体運用を開始する予定である。
事業が完成すれば、気候変動の影響も考慮したホーチミン市高潮対策事業(第1期)として、市南部と中心部の約570km²、約650万人を高潮被害から守ることが期待されている。







































