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ベトナムのトー・ラム書記長兼国家主席は10月1日、国際協力銀行(JBIC)の前田匡史会長と会談し、AIや半導体、エネルギーなどの分野での協力について協議した。
前田会長は、ロボットやフィジカルAIの発展を支える安定的な電力供給に向けた電力プロジェクトについて、ベトナムに適した協力分野であるとの認識を示した。
JBICはベトナム市場を重視しており、AIや半導体、デジタル化、グリーン転換、ロボティクス、エネルギーなどで具体的なプロジェクトを進めたい考えである。
フィジカルAIは、AIをハードウェアに組み込み、現実世界を認識・判断して直接動作させる技術で、ロボットアームや自動運転車などへの活用が進んでいる。
トー・ラム書記長兼国家主席はJBICに対し、日本の金融資源とベトナムの開発需要を結び付ける役割を引き続き担い、インフラや半導体、AI、データセンターなどへの質の高い投資を促進するよう求めた。
エネルギー分野では、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)の枠組みにおけるプロジェクトを推進するとともに、POWERR Asiaを通じた協力や戦略的エネルギー備蓄施設の整備についても意見を交わした。
前田会長は、日本がベトナムの原油備蓄システム整備に向けて経験を共有し、支援する用意があると説明した。
また、JBICとVPBankはAZECの枠組みで送電システムを整備するため、2700万ドル(約43億円)の融資を実施する予定である。
JBICはASEAN諸国間の送電網整備に関する新規プロジェクトも優先的に進める方針を示している。
トー・ラム書記長兼国家主席はこのほか、ホーチミン市とダナン市に新設された金融センターへの日本の金融機関や銀行の参加促進についてもJBICに協力を求めた。
JBICは今回のベトナム訪問中、ベトナム共産党中央政策戦略委員会と初の政策対話を開催する予定である。






































