ベトナムのテト商戦に陰り、リユース品などの需要が低下
2023年01月19日(木)10時59分 公開
<写真:VnExpress>
ベトナムでは経済的に厳しい1年を経たことで人々の財布の紐が固くなっており、例年であれば盛り上がりを見せるテト前の中古品販売需要が大きく低下している。
中古品のオンライン販売を行うユエンさんによると、状態の良い品物を安価で販売しているが、今年は例年よりも売れ行きが非常に悪く、ほぼ買い手がいないという。
ホーチミン市在住のロックさんは、自身のiPhone 13 Pro Max 512GBをSNSで市場価格よりも15%安い2200万ドン(約12万円)で販売したが、問い合わせはあるものの、売却には至らなかった。
中古品取引プラットフォーム「Cho Tot」によると、中古スマートフォンに対する問い合わせが今年に入って10%、新品の場合は33%減少している。
冷蔵庫や洗濯機、エアコンといった他商品の場合でも同様の傾向が見られ、今年に入ってから14%減少した。
電子機器では10%、観光・サービスでは9%、家具では4%需要が減少している。
Facebookで7万5800人のメンバーを擁する中古品売買グループを管理するフーさんによると、人々の収入が減少して大きな出費をすることが減少傾向にある。
極端に安い値段でなければ売却することは難しく、実際に衣料品や一部激安商品以外のカテゴリーでは取引が低迷しているという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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