テト休暇中の体重増加、怪しい減量製品も増加
<写真:Tuoi Tre>
ベトナムではテト休暇中の宴会で急速に増加した体重を減らすため、多くの女性が様々な減量法を試し、禁止成分の入った減量薬を知らずに使用して搬送される様なケースも発生しているという。
テト休暇明け以降のソーシャルメディアには、減量効果のあるという薬やトローチ、コーヒー、機能性食品、脂肪燃焼クリームの購入を促す広告が急増している。
そうした商品の多くは数百万ドンの値段が付けられており、どれも「海外からの輸入品」とされているが、実際には産地や出所が不明確なものばかりである。
ある脂肪燃焼クリームは「わずか1週間の使用で脂肪を溶解し、ウエストが6〜10cm細くなる」と宣伝し、「早く痩せたい。テト後の体型を整えたい」という多くの女性が、数百万ドンを支払って「お試しコース」を購入しているという。
国立皮膚科病院美容科に在籍していたファム・カオ・キエム医師によると、大半の脂肪燃焼クリームは患部を脱水させるだけであり、水分補給後には元の状態に戻るものであると指摘する。
また、こうした減量製品を使用してトラブルに見舞われるケースも増加している。
ハノイ市在住の女性Aさん(37)は最近、減量効果のあるというコーヒーを4日間飲み続けた後、意識不明で全身が痙攣する状態に陥り、バックマイ病院に搬送された。
CTスキャンの結果、Aさんの脳は損傷を受け始めていることが判明した。
Aさんの飲用したコーヒーを国立法医学研究所で検査した結果、シブトラミンという保健省が現代医薬品や機能性食品への使用を禁止している成分が含まれていたことが明らかになっている。
国立栄養研究所の元副所長であるグエン・ティ・ラム女史は、「減量は各人の身体によって異なる。正しい食事と運動に基づいて行うべきであり、怪しい製品に頼るべきではない」として警告を発した。
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