〈写真:イメージ画像〉
ホーチミン市は2026年、総投資額7兆1500億ドン(約435億円)の重点9事業を完成させ、深さ30cm以上の浸水が30分を超えて続く50カ所のうち3カ所の問題解消を目指している。
投資対象は拡大後の市域全体に及び、道路の改修や排水設備の整備、排水路の改善、河岸の補強など幅広いインフラ事業が含まれる。
9事業のうち旧ビンズオン省地域の4事業が5兆4370億ドン(約331億円)で全体の約76%を占め、旧ホーチミン市域の3事業は1兆3420億ドン(約82億円)となっている。
旧トゥードゥック市地域では40億ドン超(約2400万円)、旧バリア・ブンタウ省地域では3660億ドン超(約22億円)が投じられる。
各事業が完成するまでの間は、管理部隊が24時間態勢で緊急対応に当たり、排水を妨げるごみの投棄についても地元当局と連携して対処している。
ホーチミン市では短時間の大雨で下水道の排水能力を超えるほか、高潮による排水口からの逆流や、上流からの水量増加が重なることで浸水リスクが高まる。
さらに専門家は地盤沈下も課題に挙げており、平均で年間約2cmの沈下が続けば、50年後には地盤が現在より約1m低くなる可能性があると指摘している。
こうした状況では排水施設だけでの対応が難しく、調整池や貯水空間の確保、運河や河川の流れを維持する取り組みも必要とされている。
市は2026〜2030年に約140兆ドン(約8500億円)を87事業へ投じ、深刻な浸水が発生する50カ所の問題を基本的に解消する方針である。
今後は流域全体を対象とした管理に加え、グリーンインフラや調整池、貯水空間を組み合わせた対策を進める計画である。








































