ベトナム、アルコール消費量アジア第3位に

2019年04月24日(水)00時00分 公開
ベトナム、アルコール消費量アジア第3位に

健康専門家などがアルコールのもたらす悪影響やアルコール摂取による悲惨な結果にについて警告を行っているが、ベトナムの年間アルコール消費量は40億Lを超え、2017年にはアルコールの消費量で世界トップ10にランクインした。

 

 

この情報は22日、ベトナムの保健省とWHO(世界保健機構)が共同で開催したセミナーにて発表された。

 

統計情報によると、ベトナムは酒類消費量に関してアジアで3番目、世界で64番目にランクインしているという。またベトナムの若年層ではビール消費量が増加しているという。

 

ベトナムの世界保健機関(WHO)代表であるKidong Park博士は、調査結果に対する懸念を表明し、2016年にはアジア諸国の平均酒類消費量が年間1.3Lであるのに対し、ベトナムの成人は約8.3Lの酒または470本以上のビールを飲んだという。

 

Kidong Park博士は、多くのベトナム人男性のアルコール消費量は危険レベルに達していると述べた。過剰なアルコール摂取により、年間7万9999人が死亡しておりと全国で何十万人もの負傷者をもたらしたという。

 

同氏は、ベトナム人がワインに比べビールの危険性が低いと思い込んでいる点を指摘した。

 

保健省副大臣のNguyen Truong Son氏は、アルコール生産量はベトナムで増加しているが、世界的には減少させようとする風潮があると述べた。ベトナムでは平均的に34億Lのビール、7000万Lの工業用ワイン、および家庭用で作られた約2億5000万Lの酒を生産している。

 

アルコールを消費することにより、30種以上非感染性疾患や200種類以上の死と障害をもたらす病気の直接的な原因だ。

 

しかし、アルコール予防に対する法には十分ではなく、現在法令は2つしかない。1つは、酒の製造と事業に関する政令第105/2017 / ND-CPと、もう1つは、2020年までにアルコールの危険な影響防止に関する首相の決定第244 / QD-TTgだ。

 

アルコール消費によってもたらされる莫大な利益は、人や社会へ与える悪影響と比べ物にならないという。人々のアルコール飲料接種を防ぐため、政府や関係機関は、数千人の命を救う法案を制定すべきだとされている。

 

出典:SGGP

 

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