ハノイ、ホテルの部屋不足に直面
ハノイ市当局は宿泊需要の増加に伴い、宿泊施設を増やすことを急いでいるという。
ハノイの観光業の年間成長率は10％以上であり、外国人旅行者の成長率は20％以上だ。しかし、他の都市と比較してハノイには3〜5つ星のホテルが少ないという。
2018年にハノイを訪れた観光客数は2631万人で、そのうち600万人が外国人観光客であった。今年、ハノイには700万人の外国人観光客を含む、2890万人の観光客が訪れると推定されている。
ハノイには3498軒の宿泊施設があり、客室数は6万812部屋にのぼるが、格付けされた宿泊施設は561件のみだ。3〜5つ星ホテルは67軒、4〜5つ星のコンドミニアムホテルは7軒だけだ。外国人観光客向けの賃貸住宅は1万859件あるという。
一方、昨年、ホーチミンを訪れた外国人観光客は750万人だったという。ホーチミンにある3〜5つ星ホテルは126軒だ。ダナンには100軒を超える3〜5つ星ホテルがあり、290万人の外国人観光客が訪れたという。ニャチャンで有名なカインホア省には3〜5つ星ホテルが111軒あり、2018年には280万人の外国人観光客が訪れた。
ハノイの宿泊施設数は他の省や都市と比較して少ないが、依然として需要を満たすことができており、国際イベントなども開催されている。
ハノイ観光局によると、2019年〜2025年までの需要の増加に伴い、ハノイでは最大3万8000室が必要とされているという。同当局は、75のプロジェクトを承認し、完成すれば2025年までに1万9499室が供給される予定だ。観光局は今年、13のプロジェクトが完了し2300室が新たに供給され、2020年には18のプロジェクトが完了、4700室が供給されることを期待しているという。
賃貸住宅や民泊などのサービスはホテル不足を補うのに一役かっている。観光局は進行中のプロジェクトの迅速に進めるために他の機関と協力している。また、高級ホテルプロジェクトを誘致しているという。
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