ベトナムのスマホ販売、2022年は2015年の水準に低下

2023年02月27日(月)10時52分 公開
ベトナムのスマホ販売、2022年は2015年の水準に低下

<写真:VnExpress>

 

市場調査会社IDCが発表した「Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker」によると、ベトナムのスマートフォン市場は2022年に出荷台数が15.6%減少したことが明らかになった。

 

2022年の出荷台数は1340万台で、成長段階にあった2015年市場と同等の数字となっている。

 

ベトナム国内におけるスマートフォン市場は昨年第4四半期に急激な悪化を記録し、前年同期比50.3%減の260万台、パンデミックによるサプライチェーンの混乱に悩まされた2021年第3四半期以来の低い数字を記録した。

 

第4四半期は通常であれば市場が堅調に推移する時期であるため、消費者需要の弱まりと高インフレ、経済の不確実性が悪化したことを表している。

 

IDCベトナムのアナリストによると、生活コスト上昇とマクロ経済への懸念高まりによって消費者需要が著しく低くなり、2022年のベトナム経済回復に水を差す結果となった。

 

各ベンダーは収益性に対する懸念の中でデバイスのポートフォリオを再考しており、2023年のスタートは慎重なものとなっているという。

 

サムスンのシェアは第3四半期の34%から2022年第4四半期には40.4%に増加し、OPPOは前四半期比で0.3ポイントの微減となったが、2022年最終四半期の台数別シェアは21.3%で2位をキープした。

 

OPPOの出荷台数は前年同期比38.9%の減少となっている。

 

アップルはiPhone 14シリーズがベトナムでの成長を牽引し、2022年第4四半期出荷台数は前四半期比42.7%増、2022年全体では前年同期比23.6%増となり、市場の低迷を大きく上回った。

 

Vivoは第4四半期に前年同期比80.7%減、前四半期比49.5%減という急激な出荷減に直面し、第4四半期のシェアは前四半期から9.9%低下して6.3%となっている。

 

Xiaomiの第4四半期出荷台数は前年同期比74.8%減、前四半期比71.0%減の13万8000台に減少し、シェアは前四半期の14.9%から5.4%に減少した。

 

 

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