ハノイ、ゴミ処理複合区に対する抗議でゴミ回収されず
7月21日、ハノイのNguyen Khang通りで廃棄物処理施設への抗議活動が発生したことにより、2日間ゴミの回収が行われず、ゴミが山のように積み上がっていた。
<7月22日、Nguyen Khang通りでゴミが山積みになっている様子>
7月22日午後9時の時点で、大量のゴミがNguyen Trai通りや環状3号線、Nguyen Khang通りに溢れかえっていた。Yen Hoa地区長によると、雨でゴミの量がかさまししたという。
さらに、多くの人が川岸にゴミを投げ捨てたため、ゴミ回収作業がさらに難航した。回収作業員ができることはゴミを回収して集積所に運び、ゴミ収集車の到着を待つだけだ。
21日・22日に行われた抗議活動の発端は、Nam Sonゴミ処理複合区の周辺500メートル圏内に住む住民の速やかな退去を求めるためのものだった。周辺500メートル圏内の住宅がゴミ処理複合区への道路をふさいでいたのだ。また、抗議集団はゴミ処理複合区周辺の住民に対する健康面のサポートなども要求されている。
<7月22日、作業員がゴミを回収する様子>
ハノイ市人民委員会のNguyen The Hung副議長は7月22日に起きた抗議に対処するためSoc Son区を訪れた。Son Tay町内の廃棄物処理施設に行くべきゴミ収集車が路上に停まったままになっていた。
Nam Sonゴミ処理複合区のマネージャーは「ハノイ市人民委員会の議員たちが地元住民と議論を始めると、抗議集団は解散した」という。
Nam Son ゴミ処理複合区ではハノイ市内で毎日回収される4000トンのゴミを処理することが可能だ。Nam Somゴミ処理区は83.4ヘクタールであり、ハノイ最大の廃棄物処理施設であるという。
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