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人気リゾート地フーコック、ゴミ問題が深刻に
ベトナムの人気リゾート地であるフーコック島のAn Thoi街はゴミの処理が追い付かない問題が発生している。ゴミが大量に溜まっているため周囲の環境にも影響が出ている。
An Thoi街ののゴミ集積場の面積は5ヘクタールであり、住宅街から100mしか離れていないところに位置している。同地のゴミは20年間処理されないまま放置されている。
同地は地元の天然資源・環境局に最も汚染された場所のリストに加えられているにも関わらず、現在、ゴミ集積場から漂う悪臭やゴミから出る排水の土壌への染み込みに対する改善策は取られていない。
現在も依然として集積所にはゴミが捨てられている。昨年はDuong Dong街から出されたゴミまでAn Thoi街の集積場に集められており、同地のゴミは飽和状態だ。
<自前のパワーシャベルでゴミを捨てる地元住民>
集積場の周辺に住む地元住民はゴミを捨てる際には自前で購入したパワーシャベルで穴を掘ってゴミを地面に埋めているという。ゴミ集積場から大量の虫が発生している。そのため、食事の時間帯になると、住民は家の周りに殺虫剤を撒いて家の中に虫が入ってこないようにしているのだ。この状況にも関わらず、自治体には改善の動きが見られていない。
毎月、集積場のゴミの中から再利用可能なゴミを集め、商品をリサイクルして販売している家族もいるそうだ。しかし、リサイクルをして売っている商品の量は毎日集積場にたまっているゴミの量とは比にならないほど少ない。
現在、集積場に集められたゴミは木の高さかそれ以上の高さまでゴミが積み上げられているという。
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