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ホーチミン市、サイゴン川を活用した観光の拡大を狙う
<写真:VnExpress>
ホーチミン市は先週末にサイゴン川で初のリバーフェスティバルを開催し、新たな観光成長の原動力として水路交通に期待を寄せた。
3日間のリバーフェスティバルは4日に初めての開催となり、同市の水路に関連する文化やエンターテインメントのアクティビティが展開された。
同市観光局のグエン・ティ・アイン・ホア局長によれば、このフェスティバルは毎年のイベントとして定着し、今後の数年で規模も拡大される予定である。
同市には現在、同市中心部から郊外のクチ郡やカンゾー郡、さらにメコンデルタやカンボジアのプノンペンへと続く中・長距離の20のリバーツアーが存在する。2025年までには更に10のリバーツアーを開発し、水路旅行の経験を多様化する予定であるという。
今後の開発でサイゴン川の両岸の景観は向上し、観光サービスも一新されることとなり、サイゴン川が同市の文化的、経済的な象徴として位置付けられることが期待されている。
Vietravelのフイン・ファン・フオン・ホアン副総裁によると、サイゴン川に沿ったクルーズツアーが急増しており、同社は月に3〜4回、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアからの外国人観光客グループを半日〜1日のクルーズツアーで受け入れているという。
しかし、同副総裁はサイゴン川の観光商品には行政手続きの問題、停泊場所の不足、インフラの劣悪さなど、川のツアーの開発には多くの課題があり、まだ多くの開発の余地があると指摘する。
さらに、サイゴン川の両岸でのゴミの投棄や汚れた運河が、観光客からの苦情を引き起こしており、これらが新しい観光商品の開発を難しくする要因となっている。
サイゴン川はビンフック省を起点とし、タイニン省、ビンズオン省、そしてホーチミン市を経て256kmを流れる川である。上流部には深刻な汚染リスクを持つ工場や産業団地が約50箇所も存在する。
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