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ベトナム市場で拡大するイオン、カントーに新たなモールを建設
<写真:thuonggiaonline.vn>
日本の大手小売業者であるイオンがベトナムにおける事業拡大を積極的に進めており、複数の商業施設プロジェクトが全国各地で展開され、新たな投資案件や運営計画が次々と発表されている。
2024年11月にカントー市人民委員会は「イオンモールカントー」の建設を正式承認した。
同プロジェクトは総面積約8.5ha、延床面積19万5000㎡を誇り、投資額は5兆4000億ドン(約329億4000万円)で、プロジェクト期間は50年間とされる。
また、9月にイオンモールベトナムは「TTCプラザダナン」の商業エリアを賃借し、4階建てのショッピングセンターを運営する契約を締結した。
TTCプラザは住宅、ホテル、オフィスが一体となった複合施設で、延床面積は12万2000㎡に及ぶ。
タインホア省では総投資額4兆1570億ドン(約253億5770万円)の「イオンモールタインホア」プロジェクトが進行中である。
敷地面積は約10.5haで、1期工事では5階建ての商業施設と地下1階が建設される予定となっている。
2024年第3四半期には、フエ市のアンヴァンドゥオン都市区に位置する「イオンモールフエ」が開業した。
同施設は延床面積8万6000㎡の4階建てで、商業エリアの賃貸面積は約5万1000㎡となる。
ドンナイ省ビエンホア市では「イオンモールビエンホア」の計画が進行中で、敷地面積は約12ha、総投資額は6兆1000億ドン(約372億1000万円)とされている。
拡大を続ける一方で、イオンはハノイ市ホアンマイ区で予定されていたプロジェクトを中止したことも発表しており、11億円以上の損失を計上した。
同プロジェクトは2019年から準備が進められていたが、具体的な進展が見られないまま計画が撤回された。
イオンはベトナムを東南アジア市場の重要拠点と位置付け、商業施設のネットワークを拡大している。
一部プロジェクトの撤回があったが、新規施設の建設や既存プロジェクトの完成により、同国の小売市場での競争力をさらに強化する意向を示している。
今後もイオンの戦略的拡大とベトナム市場への貢献に注目が集まる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。