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旧正月の恒例行事、サービス業が相次ぐ値上げ

2025年01月16日(木)07時00分 公開
旧正月の恒例行事、サービス業が相次ぐ値上げ

<写真:znews.vn>

 

旧正月(テト)を控え、ホーチミン市では飲食店や理美容店、小売店が商品やサービスの値上げを始めている。

 

主な理由は原材料費の高騰や需要の増加であるが、一部では価格を据え置く代わりに提供内容を減らす動きも見られる。

 

ホーチミン市フーニュアン区グエンキエム通りのガー市場周辺では、2024年12月10日ごろから一部の飲食店で値上げが始まった。

 

ブンリュウやバインダークアなどを提供するグエンさんの店では、変動のない原材料を使った料理は価格を据え置いているが、ブンリュウオックは5000ドン(約31円)値上げした。

 

グエンさんは「原材料費が上昇したもののみ値上げしているが、旧暦の20日ごろからはすべてのメニューを5000ドン(約31円)値上げする予定である」としている。

 

同様の動きは他の飲食店でも見られる。ファムバンドン通りの精進料理店では、ブンチャイが1万5000ドン(約93円)から1万7000ドン(約105円)に値上げされ、他の料理も一律2000~3000ドン(約12〜18円)引き上げられた。

 

一方で、価格を据え置くために料理の量を減らす店もある。トゥードゥック市の屋台経営者マイさんは、主に学生客を考慮して肉の量を減らす対応を取っている。

 

理美容店でも値上げが広がっている。トゥードゥック市カーヴァンカン通りの理髪店では、パーマ料金が18万~25万ドン(約1116〜1550円)から23万~28万ドン(約1426〜1736円)に引き上げられた。

 

ヘアカラーやストレートパーマも3万~5万ドン(約186〜310円)値上げされている。

 

経営者のタインさんは薬剤の仕入れ価格が年末に急騰したことを値上げの主因に挙げ「値上げは利益追求ではなく、やむを得ない判断」と強調した。

 

さらに、繁忙期にスタッフの帰省を遅らせるための特別手当も負担になっているという。

 

値上げの背景には旧正月を前にした食品や材料の価格高騰がある。

 

グエンさんは「毎年この時期になると原材料の価格が急上昇するため、値上げせざるを得ない」と語る。

 

また、自宅兼店舗で営業する店に比べ、賃貸店舗ではテト期間中の家賃負担も加わるため経営がより厳しい状況に置かれている。

 

こうした物価上昇は旧正月前の恒例行事とも言えるが、消費者の家計負担を増大させ、小規模経営者たちもやむを得ず対応している現状である。

 

テトに向けた物価高騰は今後さらに広がる可能性があると見られる。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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