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テト市場が活況を呈する、オンライン購買の新たな潮流

2025年01月10日(本日)07時00分 公開
テト市場が活況を呈する、オンライン購買の新たな潮流

<写真:baoangiang.com.vn>

 

テト(旧正月)を前にベトナム国内の市場やスーパーマーケット、商店では購買活動が活発化している。

 

食品や飲料を中心とした贈答品の需要が高まり、消費者は新年の準備に向けて動き出している状況である。

 

サイゴン・コープが発表したデータによれば、テトキャンペーン「Co.opでテトを持ち帰ろう」開始後の1週間で約1000万人が訪問し、キャンペーン特典を活用して買い物に興じた。

 

割引施策だけではなく、地域の特色を生かしたイベントやサービスを展開することで、オンラインと実店舗の両方において新たな購買体験を提供している。

 

オンライン購買の成長も著しい。2025年のテト市場では消費者が直接購買からオンライン購買に移行する動きが一層明確になっている。

 

サイゴン・コープによれば、オンライン注文数は通常の3倍に増加しており、50%以上の割引が適用された3500以上の商品が特に人気を集めているという。

 

MMメガマーケットもテト需要が前年並み以上に伸びていることを報告している。

 

供給計画は前年同期比で10~15%、通常日比で20~25%の増加が見込まれ、生鮮食品やテト用装飾品、菓子類が消費者の購買意欲を大いに刺激している。

 

一方で供給体制の強化も進められており、サトラの副総裁であるグエン・トゥアン氏は、テトシーズンのピークに向け、同社が約3550トンの安定供給品を準備していることを明らかにした。

 

この供給量は前年同月比で10%の増加にあたり、特に肉類、卵、海産物、野菜、菓子類といった需要の高い商品の供給に注力している。

 

さらに、消費者の「簡素化されたテト」志向が加工食品の需要を押し上げており、このトレンドを受け、食品企業は利便性を重視した商品の開発を進めている。

 

サイゴン・フードは日本から直輸入した高級ピザやグラタンを新商品として投入し、注目を集めているという。

 

価格安定への取り組みも重要な課題である。豚肉価格の若干の上昇が見られる一方で、スーパーマーケット各社は価格の安定を維持しようと努めている。

 

また、コーヒーやお茶の価格はやや上昇傾向にあるが、小売業者は供給元と連携し、合理的な価格調整を図っている。

 

ホーチミン市商工局はテト直前の需要増加に対応するため、スーパーマーケットやコンビニエンスストアに対してスタッフ増員や営業時間延長を指示した。

 

これにより棚の商品不足や混雑の発生を防ぐ体制が整えられている。

 

テト市場の活況は消費者の購買行動の変化を反映しており、オンライン購買が急成長する一方で実店舗での体験型購買も依然として重要な位置を占めている。

 

今後の市場の動向は各企業の供給力とサービスの質が鍵となる。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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