ベトナム、磁石ストライプに代わるICチップを展開
28日、ベトナムの7つの銀行が国内のデビットカードを磁気ストライプからICチップへ切り替えることを発表した。2021年中には国内での磁石ストライプを完全廃止してICチップに切りかわるという。
ICチップが導入が実施されるのは、Vietcombank、VietinBank、BIDV、Agribank、Sacombank、TPBank、およびABBankの7行だ。
今回の導入にはベトナム銀行カード協会とベトナム国家決済株式会社(NAPAS)が協働する予定だ。
28日、ベトナム銀行の副総裁、Nguyen Kim Anh 氏は、ハノイの発売記念イベントで磁気ストライプカードからICチップに変えることでキャッシュレス化が促進し、犯罪防止に繋がると伝えた。
中央銀行の統計によると、ベトナムでは現在48行の銀行から約7600万枚のカードが発行されている。
ICチップは、カードに関する犯罪のリスクを軽減することができ、顧客の安全性を高めるのに役立つと考えられている。
<店員がPOS端末で国内の銀行カードをスワイプしている様子>
従来、ベトナムでは海外で使用できるデビットカードとクレジットカードのみがICチップを使用していたが、一般的に「ATMカード」と呼ばれる国内のすべてのカードは、個人情報が漏洩する恐れのある磁気ストライプ技術によって作られている。
ベトナム銀行が政府に認められた計画では、今年末までに国内のカードの少なくとも30%がICチップに切り替えられる予定である。
計画によると、2020年末までに普及率を60%、2021年末までに100%に達する予定だ。
一部の銀行では、無料でカードを提供すると発表していたが、その他の銀行では顧客が自分の磁気ストライプカードからチップカードに交換する際、手数料を支払う必要があると述べた。
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