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1〜6月の水産物輸出額、約7840億円に迫る勢いで増加
〈写真:Tuoi Tre〉
ベトナム水産輸出加工協会(VASEP)の報告によると、同国の水産物輸出は2022年上半期に前年同期比40%増の58億ドル(約7836億円)近くに達した。
成長に鈍化の兆しが見られるものの、6月の水産物輸出は依然として10億ドル(約1351億円)以上をもたらし、5月と同様に前年同期比23%増となった。
2022年第2四半期の業界売上高は32億ドル(約4323億円)を超え、2021年同期に記録した24億ドル(約3243億円)と比較すると36%近く増加した。
上半期のエビの輸出額は23億ドル(約3107億円)を超え、前年同期比33%増で同国の水産物出荷額の40%を占めた。
インフレと原料不足が地元のエビ業界にとって課題となっているため、多くの企業が付加価値の高いエビの割合を増やし、日本、米国、EUなどの需要の高い市場に販売を行う方針に切り替えている。
パンガシウスについては、今年上半期の輸出額が14億ドル(約1891億円)を超え、前年同期比83%増となり水産物の輸出額の4分の1を占めた。
イギリスへのパンガシウス輸出は前年同期の6倍に急増し、スペインへの出荷も3倍近くに増加した。また、フランス、オランダ、ドイツ、ベルギーへの輸出も45〜90%の急増となっている。
今年上半期のマグロ輸出額は前年同期比56%増の5億5300万ドル(約747億円)に達し、ベトナムの水産品輸出額の10%近くを占めた。米国市場でのマグロの高い需要がこの成長に大きく貢献した結果となった。
同期間の頭足類(イカ・タコなど)製品の取扱高は、前年同期比29%増の3億4400万ドル(約465億円)で、イカの輸出は前年同期比45%増の1億9700万ドル(約266億円)に達し、タコの輸出は12%増の1億4700万ドル(約199億円)に急増した。
二枚貝やカニなどの魚類の輸出も2021年の上半期と比較して約11〜54%の伸びを記録した。
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