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沈みゆくホーチミン市、地盤沈下量は最大81センチ
2022年08月26日(金)15時49分 公開
<写真:VNEXPRESS>
ホーチミン市では年間平均2センチ以上の地盤沈下が発生しており、以前よりも頻繁に洪水に見舞われるようになっている。
これは国際協力機構(JICA)が地盤沈下に関する現地調査や情報収集、地盤沈下の管理・調査に携わる人へのヒアリングを行った結果から得られたものである。
水資源計画調査センターによると、2005年〜2017年までの市内の累積沈下量は23センチで、最大沈下量はビンタン区アンラック街区の81センチとなっている。
ホーチミン市内10地区(2区・7区・8区・12区・ゴーバップ区・タンビン区・ビンタイン区・フーニャン区・ビンタン区・トゥードゥック市)の沈下量が大きくなっており、特にビンタン区と12区の地盤沈下が最も深刻である。
また、JICAの調査ではベトナム地質鉱物資源研究所、天然資源・環境保護戦略計画研究所、南部水利研究所、サイゴン水道総公社への聞き取り調査も行われた。
これらの各組織によって1990年以降に地盤沈下状況の観測が継続的に行われており、ホーチミン市の推定累積沈下量は約100センチであった。現在の沈下速度は年間2〜5センチ程度で、商業施設などの密集地では年間約7〜8センチの沈下速度となっている。
ホーチミン市の地盤沈下速度は海面上昇速度の約2倍以上である。
こうした地盤沈下の状況を受け、JICAはホーチミン市に対してジャカルタや東京での経験に基づく対応策を提案した。
ホーチミン市人民委員会はこの提案を承認し、2022年第4四半期のプロジェクト展開に向けて資源環境局と建設局、建築計画局にJICAと調整するように命じた。
同プロジェクトでは地盤沈下の現状や原因の調査が実施された後、地盤沈下対応計画が策定される。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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