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ベトナムのGDP成長率、2023年は6.5%:アジア開発銀行

2023年04月07日(金)15時34分 公開
ベトナムのGDP成長率、2023年は6.5%:アジア開発銀行

<写真:Tuoi Tre>

 

アジア開発銀行(ADB)は4日にアジア経済見通しを発表し、ベトナムの国内総生産(GDP)成長率が2023年は6.5%と穏やかなものになり、2024年には6.8%に拡大すると予測した。

 

ベトナムは2022年に8.02%という驚異的な成長率を記録していた。また、インフレ率は2023年に4.5%へ上昇し、2024年には4.2%に低下すると予測されている。

 

ADBによると、2023年のベトナム経済成長は世界経済減速や先進国の金融引き締め、地政学的緊張による波及で制約を受けるが、金融緩和を伴う成長支援政策や大量の公共投資、中国再開が逆風への抵抗策になることが期待されている。

 

同国は3月15日から規制金利を0.5~1%引き下げ、東南アジアで初めて金融緩和を実施した経済圏となった。ADBはベトナム国家銀行による金融緩和を、資本市場の厳しさが不動産セクターの信用を引き締め、投資家の信頼を弱めたことへの対処策であるとして分析している。

 

公共投資も2023年と2024年の経済回復及び成長に重要な原動力であり、公共投資は実質的な乗数効果を生み出し、建設やその他の関連する経済活動に強力な成長刺激を与えることが期待される。

 

ベトナム政府は2023年に300億ドル(約3兆9573億円)の支出を予定し、1月時点で90%が各省庁や省に割り当てられている。

 

3月15日以降は中国人観光客がベトナムの観光とサービスに恩恵をもたらすことが予想され、同部門は今年8%の成長が見込まれる。

 

しかし、ADBはベトナム資本市場が圧力を受けることも指摘しており、市場の混乱は銀行の回復力によって未だ深刻なシステミック・リスクを引き起こしていないが、リスクは顕在化しつつあるという。

 

今年1〜2月の海外直接投資の新規登録と払い出しは、前年同期比でそれぞれ38%と4.9%減少し、2023年の財政赤字もGDP比4.4%という目標を上回る可能性がある。

 

ADBはベトナムに対して経済の銀行金融依存度を下げ、資本市場の透明性を高める金融部門改革を引き続き継続するように勧告している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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