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自社でTikTokerを育成、ベトナムの美容室チェーンが話題に
<写真:ttvn.toquoc.vn>
ベトナムの大手美容室チェーンである30Shineが、従業員をTikTokで人気のあるクリエイターに育て、TikTokでのマーケティングに成功したことで注目を集めている。
同社の戦略はブランドの認知度と顧客満足度を高めるだけではなく、コストを削減する効果もある。
短い動画や個人メディアが流行する時代に、多くの企業がこの傾向を利用して自社のブランドや製品を宣伝しており、その中でも30ShineはTikTokでのマーケティングにおいて画期的な戦略を展開している。
それは従業員をTikTokで人気のあるクリエイターに育てるというもので、同社はTikTokで10億回以上の視聴回数を獲得し、多くのファンを獲得した。
同社は全国に90店舗以上を展開し、2700人の従業員を抱えており、そのうち20%は女性で、見た目が目立ち、話し方が上手で、SNSで影響力のある従業員である。
女性従業員たちは店舗で顧客にサービスを提供するだけではなく、自身のTikTokのアカウントでオリジナルのコンテンツを作り、同社のサービスや製品を宣伝している。
TikTokの統計によると、#30Shineというハッシュタグは、約8ヶ月の間に13億回以上の視聴回数を得ており、ネットユーザーが同社に関連する動画に興味や関心を持っていることを示す。
動画の内容は多様且つ魅力的で、顧客にとって親しみやすいものとなっている。男性のイメージチェンジや頭皮マッサージ、耳かき、顔マッサージに関する動画が多い。
これらの動画は視聴回数だけではなく、従業員と顧客間の絆や相互作用も生み出している。
同社の代表者であるフン・ブイ氏によると、従業員による動画はブランドの認知度と信頼性が高まるとともに、顧客を引き付けてリピートを獲得することを可能にする。
多くの顧客は髪を切るだけではなく、TikTokで有名な従業員に会って会話し、最新のトレンドや情報を得たりするために同社を訪れるという。
また、同社は自社の従業員をTikTokのクリエイターとして育成することで、マーケティングコストの節約にも成功している。同社には150万人のフォロワーを持つ従業員も存在する。
しかし、従業員をTikTokで人気のあるクリエイターに育てることは簡単なことではなく、ブランドイメージの管理や保護、著作権、批判といった多くのリスクや課題に注意を払う必要がある。
従業員のチャンネルを作成するための教育費や、動画制作の過程で必要になる費用も考慮しなければならない。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。