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台風ヤギによる倒木3万6000本、ハノイが木材を競売へ
<写真:danviet.vn>
ハノイ市は台風ヤギによって倒壊した約3万6000本の木材を競売にかける準備を進めている。
競売は11月末を予定しており、現在はハノイ市インフラ管理センターが建設局の指示のもと、業者と連携して木材の数量を確認し、分類を行っている。
ハノイ市当局の調査によると、倒木から回収された木材には、チュクラシーやアカシア、ホウオウボクやカヤセネガレンシスといった多種の樹種が含まれる。
これらの木材は11月中に最終的な数量確認と分類作業を完了する見通しである。
ハノイ市内では台風ヤギによって約4万本の街路樹が倒れ、そのうち4000本の保存が必要な樹木や希少樹種、幹径25cm未満の樹木は再度植えられた。
一方、残りの3万6000本の倒木は南部のタインチ郡、北部のドンアイン郡、ホアンマイ区、ザーラム郡などに設置された28カ所の保管場所に搬送され、競売に向けた準備が進められている。
現在、ホアンマイ区の投資建設管理委員会が競売に向けた申請受付を開始しており、対象となる資産には約110㎥のカヤセネガレンシス材、130㎥以上の雑木、約54トンの薪が含まれる。
競売開始価格は3億4000万ドン(約204万3400円)とされている。
建設局によると、各地に分散して保管された木材は管理・確認が難しく、ハノイ市全体での一括集約に多大な収集・運搬コストがかかる点が課題である。
さらに、タインチ郡のチューヴァンアン公園やドンアイン郡のソフトウェアパークのような広い公共スペースでは、柵がなく防護が不十分であるため、火災などのトラブルへの対応が困難であり、保管木材が屋外に放置されることで品質の劣化が進むリスクが指摘されている。
ハノイ市当局は適切な保管管理と効率的な競売プロセスの確立により、資源の有効活用と財源確保を目指している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。