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国家転覆を企図、活動家に懲役12年の判決
<写真:cand.com.vn>
ホーチミン市人民裁判所は16日、国家転覆を目的とした活動に関与した罪でチャン・ティエン・チャウ・ラム被告に懲役12年の判決を言い渡した。
起訴状によれば、ラム被告は2024年初頭にFacebookやWhatsAppを利用し、「後裔-ベトナム共和国軍兵力募集評議会」というグループを結成した。
このグループには、旧南ベトナム政権に関係するラム・ティ・フオン・マイ氏ら5人が参加していた。
グループの目的は旧南ベトナム政権の賛美と思想拡散を通じて勢力を拡大し、最終的にはベトナム社会主義共和国政府の転覆を図ることであった。
2024年6月12日、ラム被告は旧南ベトナム政権に関連する投稿をFacebook上で行ったことでビンチャイン郡警察に召喚された。
その後、警察の監視を避けるためにFacebookの利用を停止し、グループを削除したが、WhatsApp上で「家族」という新たなグループを立ち上げ、活動を継続させた。
さらに、ホーチミン市内のカフェで3~4回の直接会合を開き、メンバーと活動計画を話し合ったという。
同年6月20日、公安当局はラム被告の自宅を緊急捜索し、旧南ベトナム軍の制服、帽子、バッジなどを押収した。
取り調べで、ラム被告は組織の設立目的や計画について認め、国家転覆を企図していたと供述した。
起訴状では、ラム被告の行為は国家の安全を脅かす重大な犯罪であり、社会秩序を著しく侵害すると指摘された。
このため、厳しい処罰が必要であり、今回の判決は犯罪抑止の効果を持つものと判断された。
一方、共犯者とされるラム・ティ・フオン・マイ氏および他の4人については、旧南ベトナム軍やその思想に影響を受けた背景が考慮されたという。
4人は政治的認識が乏しく、ラム被告に誘われ違法活動に加担したとされる。
調査の過程でこれらの人物は違法行為を認め、反省の意を示したため、刑事処罰の必要はないと判断された。
今回の判決はベトナム社会主義体制に対する挑戦を防ぎ、国家の安定と秩序を守るための強いメッセージとして位置づけられるとみられる。
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