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ホーチミンにブドウ園カフェ、開業直後から来客殺到
<写真:thanhnien.vn>
ホーチミン市の旧12区に新たに開業したブドウ園併設型カフェが、開業からわずか数日で1000人を超える来場者を記録し、注目を集めている。
この施設は、トイアン街区タインスアン14通りに位置し、約2000㎡の敷地内にブドウ園とカフェスペースを融合させたユニークな構造を特徴としている。
経営者のレ・ヴァン・ホン氏(38)は「故郷ニントゥアン省の特産を広めたい」との想いで、10年にわたる構想を経てこのプロジェクトを実現させた。
最大の課題は都市部における広い土地の確保であった。
以前にはクチ郡での栽培に挑戦したものの失敗に終わり、今回は温室を導入することでトイアン街区の気候に対応した。
初回の収穫では約400kgを確保し、順調なスタートを切った。
現在、園内では約450本のブドウを栽培しており、ニントゥアン省由来の赤、緑、マジック、レッドフィンガーなどの品種が中心である。
いずれも6カ月程度で収穫可能な成木を使用しており、観光客が楽しめるよう密植による栽培を行っている。
また、年間を通じて実がなるように計画的な管理体制が敷かれている。
カフェではコーヒーやソフトドリンクのほか、自家製のブドウジュースも提供しており、価格は2万〜3万ドン(約117〜175円)に設定されている。
開業当初は入園料を無料としており、特に週末には多くの来場者で賑わっている。
来園者は園内での写真撮影やブドウ狩りを楽しむことが可能で、販売されているブドウは1kgあたり16万〜20万ドン(約933〜1166円)で購入可能である。
さらに、チャーカー(魚のすり身入り麺)など、ニントゥアン省の特産品も販売されており、訪問者から好評を得ている。
園内には羊と触れ合えるスペースも設けられており、家族連れにも人気のスポットとなっている。
開園時間は午前8時から午後8時までで、今後は園の拡張やリンゴの栽培、小規模な撮影用装飾の導入などが予定されているという。
都市型アグリツーリズムの新たな名所として、さらなる注目を集めることが期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。