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ベトナム航空、アメリカへの定期直行便実現か 米から最終許可取得へ
<写真:ベトナム航空B787-10型機 / ©︎Flickr>
ベトナム航空は、ベトナムとアメリカを結ぶ定期直行便の就航について、アメリカ当局から間もなく最終の許可を取得する見通しだと明らかにした。
定期便の運航が正式に許可されれば、20年以上にわたる準備や手続きが実を結ぶことになる。
アメリカとの定期直行便の運航には、アメリカの連邦航空局(FAA)や運輸保安庁(TSA)、税関国境警備局(CBP)などから安全性に関する様々な許可を取得しなければならない。
この中でも、運輸保安庁(TSA)からの許可の取得が最も障壁が高いとされているが、ベトナム航空はTSAから許可を取得するための必要な手続きを全て完了したとしている。
また、ベトナム航空は連邦航空局(FAA)からの許可も間もなく取得する見込みだとしているが、具体的な時期については言及していない。
これまで、ベトナム航空はチャーター便としてアメリカへの直行便の就航が許可されており、昨年に12便と今年に12便を運航した実績を持つ。
国内の航空会社で言えば、バンブー航空もチャーター便としてアメリカへの直行便の就航が許可されており、9月〜11月までで、12便を運航することが可能だ。
8月、ブルームバーグ氏はベトナム航空が10月にもアメリカへの定期直行便の運航を開始する計画だと報じていた。
アメリカへの定期直行便をめぐっては、2003年、ベトナム運輸省がベトナム航空に対して2005年までに運航を開始するよう指示していたが、収益性の観点から就航が現在まで見送られていた。
過去には、米ユナイテッド航空が香港を経由したベトナム直行便を運航したことがあるが、収益性の低さから撤退しているという。
ベトナム航空CEOのLe Hong Ha氏は以前、同社がアメリカに直行便を運航した場合、運航開始から最初の5年は年間3000万ドル〜5000万ドルの損失が生まれるとしていた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。