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ホーチミン市のアパートで3人が変死、一酸化炭素中毒の疑い
<写真:VN Express>
18日、ホーチミン市警察は、同市の賃貸アパートで3人が死亡した事件について、石炭の燃焼による一酸化炭素中毒の可能性があると発表した。
同日午前6時頃、トゥードゥック市Hiep Binh Phuocにある賃貸アパートの住民は、同アパートに住む家族4人全員が意識不明で倒れているところを発見した。
発見されたL.V.K.さん(45)とその妻(44)、娘(23)、息子(16)はベトナム中部ニントゥアン省出身で、5年前からホーチミン市に滞在していた。
夫婦はホーチミン市1区のタンディン(Tan Dinh)市場で商いを営み、家族全員が朝早く起きるのが常であった。
異変を感じた隣人がドアを壊し倒れている家族を発見した後、地元警察に通報、4人を救急病棟に搬送したが、Kさんと妻、息子は既に手遅れであった。
娘は現在も5区にあるチョーライ病院で治療を受けている。
近所のN.V.C.さん(61)によると、Kさん夫婦は夜に蒸して調理した魚を翌朝にタンディン市場で売ることで生計を立てていた。
同市警察によると、夫婦は魚を蒸すのに炭火コンロを使い、エアコンが完備されたアパートの目の前にコンロを置いていた。
捜査の結果、死因は一酸化炭素(CO)中毒の可能性が高い。
専門家によると、密閉された空間で加熱や調理をすると、酸素が徐々に消費され、酸素がない状態で燃焼反応を起こすと、COが発生する。
COは匂いも色もないため、発見するのは非常に困難であり、人が吸い込むと、すぐに血液中に浸透し酸素濃度を下げ、頭痛、めまい、吐き気、胸痛、意識障害などを引き起こす。
特に妊娠中の女性、幼児、慢性心疾患や肺疾患を持つ高齢者は、大量にCOを吸い込むと、すぐに気を失い、死に至る可能性が高い。
COによる窒息死では、約40%の人が記憶喪失、集中力の低下、顔面筋麻痺、異常な動作、歩行困難、手足のこわばり、震え、片麻痺などの影響を受けると言われている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。