チン首相、ホーチミン〜メコンデルタ鉄道の早期開通を指示

2022年05月23日(月)13時57分 公開
チン首相、ホーチミン〜メコンデルタ鉄道の早期開通を指示

〈写真:VnExpress〉

 

21日、ファム・ミン・チン首相はメコンデルタの中心地であるカントー市とホーチミン市およびカマウ省を結ぶ鉄道の運行開始を早めるよう各機関に要請した。

 

同首相はカントー市有権者とのオンラインミーティングで、「メコンデルタ最大の経済中心地カントー市は地域内および国際輸送の重要なハブであり、ホーチミン市および国内最南端のカマウ省とを結ぶ鉄道の建設が必要かつ急務である。」と述べた。

 

カントー市はインフラ、特に交通を整備し、地域開発の中心的役割と推進力を促進するため、地域および地域間接続プロジェクトを完了する必要がある。

 

同首相は、「Vietnam Singapore Industrial Park Can Tho」の開発をはじめとした工業団地、いくつかの大きな港への投資プロジェクトなどを国際的なパートナーと実施に向け議論を行なっていることを明らかにしている。

 

国の方針でカントー市は、質の高い人材を育成することを使命とする地域の研修センターとなる期待がされており、政府は、同市をアジアで最も発展したメコンデルタの核都市にするという目標を掲げている。

 

12日、同市当局は、メコンデルタの物資輸送とホーチミン市などとの接続性を高めるため、カントー・ホーチミン鉄道を2030年までに着工すべきと提案した。

 

このプロジェクトは、ホーチミン市と隣接する工業都市ビンズオン省のアンビン(An Binh)駅とカントー市のカイラン(Cai Rang)駅を結ぶ予定である。

 

ホーチミン市とメコンデルタのロンアン省、ティエンザン省、ビンロン省を通る174キロの路線で、投資総額は70億ドル(約8911億7700万円)と推定されている。

 

ホーチミン市〜カントー市間の鉄道ルートは複線鉄道で、設計速度は旅客列車が時速約190キロ、貨物列車が時速約120キロとなる予定であり、この速度が実現すれば、ホーチミン市からカントー市までの移動時間は、陸路で3〜4時間だったものが75〜80分に短縮されることになる。

 

カントー市は、ハノイ市、ホーチミン市、ハイフォン市、ダナン市と並ぶベトナムの5大都市の1つであり、2025年までにスマートシティを実現する目標を掲げている。

 

 

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