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元特殊部隊の殺人犯、3度目の脱獄を成功させるも再逮捕
〈写真:VnExpress〉
1日、5月31日にベトナム北中部タインホア省タックタイン(Thach Thanh)郡にあるベトナム人民軍の刑務所「T-974」から脱獄した受刑者が再逮捕された。
終身刑脱獄をしたチエウ・クアン・ス受刑者(31)は、以前にも2度の脱獄事件を起こしていた。
受刑者は刑務所から脱獄した後、30km以上移動しハノイ市行きのバスに乗ろうとしていたが、近隣住民の通報を受けた警察と民兵によって再逮捕された。
6月1日13時30分頃、Ha Trung郡Yen DuongコミューンYen Xa村の村民Nさんが米を干しに行ったところ、指名手配犯に酷似した怪しい男性を発見した。
携帯電話でニュースサイトを確認したNさんは、男性がス受刑者であると確信を持ち、警察のホットラインに電話を掛けたが繋がらなかった。
地元の民兵と村人に通報を依頼し、Nさんは遠くからス受刑者の動向を監視した。
Nさんによるとス受刑者は、青いTシャツ、ジーンズ、マスク、古い帽子姿で、酷く疲れた様子で村道をゆっくりと歩いていた。
発見から30分以上後、ス受刑者はバス停でハノイ市行きのバスを止めようと手を上げたが、バスは止まらなかった。
ス受刑者は、同村のブン市場方面へ向かい、途中の民家で水道を借り手と足を洗った。
午後2時半頃、10人近くの民兵と警察官が駆け付け、ス受刑者をブン市場前の家に追い詰め拘束した。
民兵のMさんによると、ス受刑者は抵抗せずに穏やかに微笑んでいたという。
ス受刑者が再逮捕された際、ナイフ、水筒、グアバ数個が入ったナイロン製のバッグを所持していた。逃走途中に自転車2台、水と食べ物を盗んだことが判明している。
警察は、同郡の警察本部にス受刑者を連行した後、軍の犯罪捜査機関に引き渡した。
ス受刑者は軍特殊部隊に所属していたが、頻繁に軍から逃亡しインターネットカフェでゲームに興じていた。
ス受刑者は、2012年にハノイ市で強盗殺人事件を起こし、第1軍区の軍事裁判所から殺人罪、強盗罪、軍逃亡罪で終身刑を宣告された。
2015年11月に1度目の脱獄を成功させ、翌12月に同市のインターネットカフェで逮捕された。その後、2020年6月に再び脱獄を成功させ、2週間後にインターネットカフェで遊んでいるところを逮捕されていた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。