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ベトナムのワクチン外交、国家予算9億ドルの節約に貢献
<写真:VnExpress>
外務省のブイ・タイン・ソン大臣によると、ベトナムは海外から2億6000万回分の新型コロナウイルスワクチンを受け取り、その約半分が無償提供であったため、国家予算の9億ドル(約1217億5380万円)以上の節約に繋がった。
パンデミック2年目の2021年は世界中で発生したワクチン不足とともに、生産や流通、取引に関する複雑な規制によってベトナムがワクチンへアクセスすることは困難な状態であった。
ベトナムは2021年4月にワクチンへの公平なアクセスを確保するためのWHOによる世界的な取り組み「Covid-19 Vaccines Global Access(Covax)」によって、わずか32万回分の新型コロナウイルスワクチンを入手したに過ぎなかった。
こうした状況を受けたベトナムの指導者らは、可能な限り多くのワクチン供給源にアクセスできるように130以上の会議や電話、100以上の手紙を他国政府や国際機関に送付した。
その結果として昨年10月までにベトナムは、国際機関や海外ベトナム人コミュニティー、30カ国以上の政府から9700万回分のワクチンと8000万ドル(約108億2256万円)相当の医療機器を受け取った。
アメリカはベトナムに対して4000万回分以上のワクチンを支援し、ベトナムにとって最大の援助国となった。
同大臣によると、ベトナムのワクチン外交キャンペーンが大胆かつ迅速に展開され、予想以上の成功を収めたため、今年1月にはワクチン接種率が最も高い国の1つとして状況が逆転した。
ベトナムは寄付されたワクチンとは別に、民間企業が取得した2500万回分を含む4500万回分のワクチンを購入している。
同国では5歳児から新型コロナウイルスワクチンの接種が可能となっており、現時点で2億5168万回分のワクチン接種が完了している。
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