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ベトナムのGDP成長率、2023年はASEAN2位の見通し
<写真:VnExpress>
国際通貨基金(IMF)によると、ベトナムの国内総生産(GDP)は2023年に5.8%成長し、東南アジア地域でフィリピンに次いでカンボジアと同率2位になることが予測されている。
IMFの予想ではベトナムの公的債務が他のASEAN加盟国と比較して最も低い水準に留まる。
同国のGDP成長率は2024年に東南アジアで最も高い6.9%に回復し、公的債務は2016年の47.5%から2028年には国内GDPの31.3%に低下する見通しである。
2028年の債務残高対GDP比は、過去20年間で最も低くなるという。
インフレ率については、2023年に5%、2024年に3%に達すると予測されている。
ベトナム国家銀行(SBV)のダオ・ミン・トゥー副総裁によると、同行は過去数年間にわたり規制金利を引き下げ、信用機関による貸出金利の引き下げを容易にして経済成長に拍車をかけてきた。
専門家はSBVの金利引き下げが柔軟でタイムリーであると評価し、12ヶ月の預金金利は7%前後、貸出金利は10%前後で推移すると予想している。
また、SBVには2023年にさらに金融を緩和する余地があるとして、第2四半期にも政策金利を50ベーシスポイント引き下げる可能性があると指摘した。
バオ・ベト・セキュリティーズの専門家は、2022年の金利に対する最大の圧力は、米国連邦準備制度理事会の継続的な利上げによるもので、米ドルを20年来の高値に急騰させたという見解を示している。
一方、シンガポールに本社を置くユナイテッド・オーバーシーズ銀行の関係者によると、ベトナムのGDP成長率が2023年1~3月で3.32%に留まり、2022年第4四半期の5.92%から低下したことで、SBVは規制金利を更に引き下げることになり、今後しばらくは更なる政策緩和が行われる可能性がある。
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