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ベトナム経済、2024年以降の回復が予測される
<写真:VnExpress>
世界銀行のシニアエコノミスト、ドルサティ・マダニ氏によれば、ベトナムの経済は2024年と2025年に回復する見込みである。
マダニ氏は、ベトナムの主要な貿易相手国としてアメリカ、ヨーロッパ、中国が近年、世界的な不安定と需要の減少のために経済的なマイナスの影響を受けているとの見解を示した。
この低需要は、ベトナム経済の勢いを失わせ、経済成長の低下や輸出入高の減少、さらに工業生産額への影響をもたらしている。
中央経済管理研究所(CIEM)のグエン・アイン・ズオン総合研究部長は、ベトナムが持続的な経済成長を達成するためには、多角的な取り組みが求められると指摘する。
ズオン氏は、経済の安定を維持するだけでは不十分で、投資家に魅力的な環境を提供し、資本の吸収を強化するための措置も必要であるとの立場を強調している。
この立場に基づき、ズオン氏は2023年のベトナム経済の成長に関する3つのシナリオを提出した。
1つ目のシナリオによれば、2023年のベトナムのGDP成長率は5.34%、輸出は5.64%の減少、CPIは3.43%の上昇を示す見込みで、約91億ドル(約1兆3200億円)の貿易黒字が期待される。
2つ目のシナリオでは、GDPは5.72%の増加、輸出は3.66%の減少、CPIは3.87%の上昇となる予測で、貿易収支は約103億ドル(約1兆4500億円)の黒字となる。
3つ目のシナリオは、ベトナム経済にとってより好条件のもとでの成長を示唆している。
CIEMの予測によれば、2023年のベトナムのGDP成長率は6.46%に到達する可能性があり、輸出は2.17%減少し、CPIは4.39%上昇することが予測される。
また、約68億ドル(約9891億円)の貿易黒字が期待されている。
一方、AFAグループのファン・レ・タイン・ロン代表は、VND/USDの為替レートに関して、わずかに1%の上昇を予測する見解を示した。
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