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海底ケーブルAAE-1、11月末までに復旧予定
<写真:khoahocphothong.vn>
9月27日に発生した国際海底光ファイバーケーブルAAE-1の障害は、11月23日〜28日にかけて復旧される予定であることが明らかとなった。
AAE-1は2017年半ばに運用が開始され、ヨーロッパや中東、香港(中国)、シンガポールへのインターネット接続の質と容量を向上させている。
過去にも障害を経験しており、ベトナムのインターネットサービスプロバイダー(ISP)の品質保証に影響を与えているという。
AAE-1は障害により9月27日の朝にシンガポールへの接続が途絶えていたが、管理会社からの通知によると、11月末までにはAAE-1の全ての海底ケーブルが復旧する見込みである。
2022年末〜2023年初めにかけて、ベトナムは5つの海底ケーブルが同時に障害が発生するという珍しい状況に直面していた。
ベトナム情報通信局は、2025年と2030年の国際接続のための通信ケーブルシステムの計画を策定しており、2026年末までにはADCとSJC2、ALCの3つの新しい海底ケーブルが運用を開始する。
2030年までには同国の通信企業が投資に参加する海底ケーブルは少なくとも6本に増え、そのうち3本は同国企業が主導する予定である。
10月のSpeedtest社のデータによると、同国のモバイルブロードバンドインターネットの平均速度は44.13Mb/秒で前年同月比で11.78%増加し、世界平均を約1Mb/秒上回り58位にランクインした。
固定ブロードバンドにおいても平均速度は94.45Mb/秒で前年同月比で18.14%増加しており、世界平均を約11.7 Mb/秒上回り46位に位置している。
ベトナムは通信インフラの強化とともに、インターネット速度の向上にも成功しており、海底ケーブルの修理と新しいケーブルの投入は、今後のさらなるデジタル経済の発展に不可欠なステップである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。