2000億ドンを投じたハノイのギター公園、誰も知らない
<写真:dantri.com.vn>
ハノイ市ハドン区のズオンノイ都市部に隣接し、イエンギア小学校のそばに位置するドーギア音楽公園は、2016年に建設が開始され、2019年に完成予定であったが、正式な開園を迎えることなく、多くの施設が既に老朽化していた。
最近になって改装されてオープンしたが、知っている人はほぼ誰もいない。
この公園は「ギター公園」とも呼ばれ、上空から見るとギターの形をしていることからその名が付けられた。
公園の総面積は12.1ha、そのうち5.5haが湖面であり、残りは芝生や周囲の景観で構成されている。総投資額は約2000億ドン(約12億1700万円)に達する。
音符の形をしたフェンスは大半が錆びついており、2019年から2023年にかけて公園はさらに深刻な劣化を見せていた。
しかし、2023年中頃に同市のチャン・スィ・タイン市長の公園を再び活気づける要請を受け、同区の専門部署が投資家と協力していくつかの問題を修正した。
その後、公園は同区イエンギア街区の管理下に置かれ、テト(旧正月)前に市民の利用に供された。
公園内のベンチは2月初旬に新しく交換された。公園の内部景観は音楽をテーマにしており、石のベンチに描かれた楽譜や、ピアノの鍵盤を模した歩道などがある。
しかし、独創的なアイデアにもかかわらず、訪れる人は少ない。公園は古く、荒れている印象を与える。公園の清掃や管理もほぼ行われていないように見受けられる。
また、同公園の特徴として、様々な楽器を演奏するアーティストの彫像が多数配置されている。しかし、長年の放置とメンテナンス不足により、多くの彫像が損傷し、最も損傷が激しい彫像は一部が壊れて石膏が露出し、色が褪せ、足元に穴が開いた状態である。
公園には子供用の遊び場もあり、砂場で遊べるスペースがあるが、遊具はほぼ利用されておらず、設備は貧弱である。
学校の近くに位置しているため、学生のグループが頻繁に訪れるが、他にはほぼ誰もいない。
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