2月の電気料金請求が約2倍、ハノイ住民から困惑の声

2024年03月05日(火)13時06分 公開
2月の電気料金請求が約2倍、ハノイ住民から困惑の声

<写真:dantri.com.vn>

 

ハノイ市内で2月の電気料金請求書を受け取った多くの住民から「請求額が通常時の約2倍になっている」といった声が寄せられ、請求額の大きさに多くの住民が困惑している。

 

2023年10月から2024年1月まで、同市ハドン区在住のソンさん(50)の電気料金は月に110万〜120万ドン(約6704〜7313円)であった。しかし、2月には請求金額が230万ドン(約1万4010円)に上昇し、ほぼ倍増となった。

 

ソンさんによると、テト(旧正月)は主に故郷に帰っていたのに、なぜか突然電気料金が倍になったという。

 

ソンさんは通常、毎月16日に電気料金の通知を受け取っていたが、2月は月末になってようやく通知を受け取った。

 

同様に、同市ホアンマイ区在住のズオンさんも、通常45万ドン(約2742円)前後であった電気料金が、2月は85万ドン(約5180円)になっていた。

 

同市在住の多くの住民から、2月の電気料金が通常よりも急激に増加したとの報告があり、ハノイ市の電力会社(EVN)の代表は、2月の電気料金が1月と2月の2期間を合わせたものであると説明した。

 

これは、2月から電力会社が電気メーターの指数を記録するスケジュールを月末に変更したためで、電気料金の計算日数が30日から57日に増加し、多くの請求書が前月と比較してほぼ倍増した理由となっている。

 

消費者が電気使用量の増加による料金体系上の不利益を懸念していることに対し、EVNは電気メーターの指数記録日の変更に伴い、電気料金の各段階で適用されるkWh数も調整されることを説明した。

 

具体的には、段階1の50kWhが92kWhに、段階2、3、4がそれぞれ100kWhから184kWhに拡大されている。

 

同市商工局のグエン・ティン・タン副局長は、EVNによる電気メーターの指数記録日の変更について、同市全体で統一された対応を行うように指示した。これは管理の統一性を確保し、指数記録と請求書処理の過程での誤りを最小限に抑えるためである。

 

現在、新しい電気料金体系では、生活用電気の料金段階1である0〜50kWhが1kWhあたり1806ドン(約11.01円)、段階2である51〜100kWhが1866ドン(約11.37円)、段階3である101〜200kWhが2167ドン(約13.21円)、段階4である201〜300kWhが2729ドン(約16.63円)、段階5である301〜400kWhが3050ドン(約18.59円)、段階6である401kWh以上が3151ドン(約19.2円)となっている。

 

 

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