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アップルのティム・クック氏、ベトナム初訪問・投資拡大を希望
<写真:thanhnien.vn>
16日にファム・ミン・チン首相は、アップル社のティム・クックCEOを公式に迎えた。これはクック氏にとってベトナム初の訪問である。
クック氏は以前、2022年9月に同首相がアメリカを訪問した際に会談を行っていた。
同首相はアップル社がグローバルおよびベトナム市場で達成してきた成功を祝福し、特に同社のグローバル供給チェーンにおけるベトナムの位置づけが重要になっていることを評価した。
さらに、ベトナムとアメリカの関係が向上し、両国が全面的な戦略的パートナーシップへと進展し、科学技術、イノベーション、高品質人材育成、半導体、デジタル変革など、様々な分野での協力を促進する基盤となっていると述べた。
同首相はアップル社がその影響力を活かし、アメリカ政府と議会に対してベトナムの市場経済地位を早期に認識し、ハイテク輸出制限リストからベトナムを除外するように働きかけることを要請した。
また、ベトナムでの投資拡大と事業展開を支援するため、アップル社と協力してタスクフォースを設立する用意があることを伝えた。
同首相はさらに、アップル社に対して、ベトナムの科学技術とイノベーションの発展をサポートし、国内のイノベーションセンターやソフトウェアパークとの協力を強化するように要請した。
具体的には、国家イノベーションセンターに研究開発(R&D)センターを設立し、情報技術、プログラミング、電子工学、半導体、人工知能(AI)分野のベトナム学生への奨学金提供を検討することを提案している。
クック氏はベトナムの科学技術コミュニティとイノベーションのダイナミックな発展に感銘を受け、ベトナムへのさらなる投資拡大に意欲を示した。
アップル社は現在、ベトナムで70以上の製造パートナー工場、40の流通パートナー、5000以上の公認販売店を有し、約20万人の雇用を創出しているが、今後も投資拡大の余地が大きいという。
クック氏は「ベトナムの文化価値を国際化し、世界の文化精華を国民化する」という視点に賛同し、ベトナムの文化を世界に広めるため、アップル製品およびApp Storeアプリケーションを通じての協力を約束した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。