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ハノイの結婚式飲酒死亡事故、酒から基準値40倍のメタノール
<写真:hanoionline.vn>
ハノイ市食品安全衛生部門は7月30日夜、トゥオンティン郡ティエンフォン街区チャットカウ村の結婚式で発生した工業用アルコールによる中毒事件について、調査結果を公表した。
この事件では、メタノール濃度が基準値を40倍以上超える酒を摂取したことで、1人が死亡し、4人が入院治療を受けている。
調査チームは、結婚式を開催した家族宅と、患者の1人が持ち帰った酒のサンプルを含む、2種類のタオメオ浸漬酒のサンプルを収集し、検査機関に送付した。
検査の結果、これらのサンプルには、基準値を40倍以上超えるメタノールが含まれていることが判明したという。
また、メタノール中毒となった4人の血中メタノール濃度は51mg/dLから188.8mg/dLに達しており、タオメオ浸漬酒が中毒の原因とされている。
これに関連して、ハノイ市食品安全衛生部門は、トゥオンティン郡の保健所に対し、未使用の酒を封印のうえ廃棄するように指示した。
また、地域住民に対しては、安全な食材を使用するための意識向上と、未認可の酒類の使用を避けるように呼びかけている。
ハノイ市食品安全衛生部門は「市販されているラベルのない、出所不明の酒を絶対に使用しないように」と警告しており、安全な食品を選ぶことの重要性を強調した。
事件の詳細について、ハノイ市の放送局によると、7月23日にバクマイ病院中毒センターがメタノール中毒の患者4人を受け入れたことを発表した。
これらの患者は7月20日にチャットカウ村のN.T.Hさん宅で開催された結婚式で、タオメオ浸漬酒を飲んだことが確認されている。
この酒は、ビンフック省ヴィンイエン市のP.Q.T氏から30L購入されたものであった。
また、56歳の男性D.V.C氏は7月21日夜の帰宅後、翌日から腹痛や吐血の症状を示し、7月23日に死亡した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。