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10万ドンのチップを巡り同僚を刺傷、運転手に懲役9年
<写真:tuoitre.vn>
ロンアン省ドゥクホア郡で、運転手同士がチップ10万ドン(約582円)を巡って重大な暴力事件に発展した事件で、同省裁判所は被告人に9年の懲役刑を言い渡した。
運転手のレー・ヴァン・テー被告(37)と被害者のN氏(47)は同じ運送会社に勤務し、ロンアン省ドゥクホア郡にある宿舎で共に生活していた。
2023年3月25日夜、テー被告は宿舎前で飲酒していた際に、同僚から「テーが顧客からのチップを独り占めし、分配しなかったとNが不満を漏らしている」と聞かされた。
この情報を耳にしたテー被告は激怒し、N氏と対峙した。最初の口論は周囲の人々により一時的に止められたが、テー被告の怒りは収まらなかった。
夜遅くにテー被告は再びN氏の部屋を訪れ、ドアを叩いて再度口論を仕掛けた。
N氏はドアを閉めて寝室に引きこもったが、テー被告は執拗に電話をかけ続け、最終的には部屋に押し入ることを決意した。
テー被告は自室からナイフを持ち出し、N氏の部屋の鉄製のドアを足で蹴破って侵入したという。
N氏が寝室のハンモックから立ち上がるや否や、テー被告は胸部や腹部を含む部位を複数回刺した。
宿舎の他の住人が駆けつけてようやくテー被告を制止し、その場から退散させたが、N氏は重傷を負い病院に緊急搬送された。
翌日、宿舎の所有者が警察に通報した後、テー被告は自ら出頭した。N氏は一命を取り留めたが、負傷の結果として障害が残り、その割合は57%に達していた。
ロンアン省人民裁判所は8月27日に事件に関する審理を行い、テー被告に対して殺人未遂の罪で9年の懲役刑を言い渡した。
裁判所は「事件は些細な口論から始まったが、テー被告の行為は極めて暴力的かつ計画的であり、明らかに殺意があった」と述べた。
また、事件当日の状況やテー被告の行動が「極めて悪質である」との判断が下された。
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