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自動車42台のコンテナが海の藻屑に、約380億ドンの損害賠償請求

2024年09月20日(本日)07時00分 公開
自動車42台のコンテナが海の藻屑に、約380億ドンの損害賠償請求

<写真:thanhnien.vn>

 

42台の新車が海に沈むという輸送事故が発生し、貨物の所有者であるフオンアイン社が輸送を担当したビナファコ社を相手取り、約380億ドン(約2億2120万円)の損害賠償を求めて提訴した。

 

ハノイ市タインチ郡人民裁判所が最近、この契約に基づく損害賠償請求訴訟を正式に受理している。

 

2019年1月に両社間で締結された貨物輸送契約に基づき、2023年12月20日にビナファコ社の船がハイフォン市のチャウヴェ港から45台の新車を積載した15本のコンテナを輸送するために出港した。

 

輸送目的地はホーチミン市のベンゲ港であった。

 

12月22日昼、船はダナン市のティエンサ港で一部の荷物の積み下ろしを行った後、同日21時頃にクーラオチャム周辺を航行中、37本のコンテナが海に落下した。

 

この中にはフオンアイン社の14本のコンテナが含まれており、同社の自動車42台が海に沈み、残った3台の自動車も損傷を受けた。

 

事故発生後、フオンアイン社はビナファコ社に対し、海に消えた自動車42台と損傷を受けた3台分の損害賠償を求めたが、両社の間で合意に至らず、フオンアイン社は最終的に提訴に踏み切った。

 

事故原因を巡っては、フオンアイン社が依頼した調査会社ノリハノイ社が2023年12月に行った初期調査で、ビナファコ社の船に搭載されたコンテナを固定するための装置が老朽化し、錆び付いていたことが指摘された。

 

また、再調査報告でも、船の設備に安全を確保する能力が欠けていたと結論付けられた。

 

ノリハノイ社は事故当時のクーラオチャム周辺の天候は予測されていた北東モンスーンの影響下にあり、突発的な異常気象は確認されなかったと報告している。

 

一方、ビナファコ社側は別の調査会社ベトコントロール社の報告を引用し、事故は不可抗力の自然災害によるものであると主張した。

 

南部気象水文局の報告書によれば、事故発生時の風速は6~7級、波の高さは1.75~4mに達しており、これは自然災害と見なすべき条件であるとされる。

 

また、ビナファコ社の船長は「極めて悪天候であった」と証言し、船員たちは可能な限りの安全対策を講じたが、事故は防ぎようがなかったと主張している。

 

フオンアイン社は保険会社バオベト保険社にも調査を依頼したが、バオベト社はノリハノイ社の報告を基に、今回の事故が保険適用外である可能性を示唆した。

 

現在、フオンアイン社は保険金の支払いについても回答を待っている状況である。

 

本件は輸送業者の過失か不可抗力による自然災害かという責任の所在を巡って対立しており、裁判での判断が注目される。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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