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ニャチャンにウミガメが帰還、環境改善で数十年ぶり
2024年10月09日(水)07時00分 公開
<写真:tuoitre.vn>
10月4日にニャチャン湾のホンムン地域でウミガメが発見され、同地域の海洋環境が改善している兆候が確認された。
ニャチャン湾管理委員会のフイン・ビン・タイ氏によれば、ウミガメの出現は海洋環境の回復を示す重要なサインであり、同湾の水質が改善された証拠である。
ウミガメは環境の良好な海域にしか生息しないため、この出現は特に注目に値するという。
タイ氏は「ウミガメは清浄な水域でしか見られず、そこで繁殖や餌の確保を行う。ニャチャン湾でのウミガメの出現は数十年ぶりである」とコメントした。
ウミガメは産卵から成長するまで様々な環境を経る。海岸の砂浜で産卵し、成長後はサンゴ礁に生息している。最終的には海流に乗って広い海洋を移動する。
ウミガメが産卵地に戻ってくるには、清潔な水質と十分な餌が必要であるとされている。
ウミガメが成体になるには30〜50年を必要とし、1000匹のうちわずか1匹しか生存しないという厳しい生存率を誇る。
また、ウミガメは昼間は移動しながら餌を探し、夜になるとサンゴ礁で休息をとることが多い。
ニャチャン湾におけるウミガメの減少は人為的な影響によるものである。
ニャチャン湾管理委員会の調査によれば、かつては同湾やその島々の砂浜にウミガメが頻繁に産卵していたが、沿岸や島での開発に伴う埋立工事が原因で産卵地が縮小した。
そして、ウミガメの生息数が大幅に減少したという。また、観光施設の建設による水質汚染もウミガメの生態系に悪影響を与えている。
今回のウミガメの出現はニャチャン湾の自然環境が部分的に回復していることを示すものであり、今後さらなる保全活動が求められる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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