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ベトナムにおける銀行預金、1日平均は9兆ドン超
<写真:cafef.vn>
ベトナム国家銀行の最新統計によると、9月末時点で個人と企業による銀行への預金総額が14兆ドン(約827億2180万円)を超えたことが明らかになった。
個人預金額は6兆9577億ドン(約409億6000万円)で、前年末比で6.5%増加した。一方、企業および経済団体の預金額は7兆7645億ドン(約458億2000万円)となり、前年末比で3.4%増と過去最高を記録した。
特に企業預金は2023年までの減少傾向から反転し、顕著な増加を見せている。
9月だけで見れば個人預金は32兆7970億ドン(約1935億4000万円)、企業・団体の預金は238兆1140億ドン(約1兆4069億9992万円)増加し、月間の合計は270兆9110億ドン(約1兆6007億3182万円)に達した。
日平均で計算すると、1日あたり9兆300億ドン(約533億2046万円)が銀行に預けられている計算になる。
この2年間、低金利の環境下でも預金額は個人・企業ともに増加を続けている。
特に、2022年以降の平均預金金利は年率3%~4%と低水準にとどまっているが、預金流入の増加傾向には変化がない。
2024年12月初頭の時点で、一部の小規模銀行が預金金利を0.1〜0.2ポイント引き上げている。
さらに、多くの商業銀行が長期預金に対して6%以上の金利を提供しており、例えば、ABBankは24カ月定期預金に6.3%の金利を設定しており、SHBでは36カ月以上の定期預金に6.1%を適用している。
証券会社MBSの分析によると、信用供与の伸びが資金調達の成長を大きく上回る状況にあり、年末に向けて預金金利の上昇傾向は続くと見られる。
預金金利の上昇は銀行の資金調達力を強化する一方で、企業の借入コスト増加につながる可能性がある。
金融市場における金利動向は、年末の経済活動にも影響を与える重要な要素であると考えられる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。