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コンゴで謎の伝染病が発生、ノイバイ空港で検疫体制を強化

2024年12月19日(木)07時00分 公開
コンゴで謎の伝染病が発生、ノイバイ空港で検疫体制を強化

<写真:nguoiquansat.vn>

 

ハノイ疾病予防管理センターによると、ハノイ市は国際的な感染症の動向を注視しつつ、ノイバイ国際空港での検疫体制強化を継続している。感染例や疑い例の早期発見を目指し、適切かつ迅速な感染対策を進める方針である。

 

ベトナム保健省予防医学局は12日、コンゴ民主共和国で発生した原因不明の疾患に関する緊急報告を発表した。感染症監視システムの報告によると、10日にコンゴで不明疾患の発生が確認された。

 

世界保健機関(WHO)の報告では、10月24日から12月5日までの間にコンゴ・クワンゴ州パンジ地区で416件の不明疾患が報告され、そのうち31件が死亡例(致死率7.6%)とされている。

 

主な症状は発熱、頭痛、咳、鼻水、筋肉痛であり、患者の大半は子どもである。感染者の53%、死亡者の54.8%が5歳未満の幼児で、重症例のほぼ全員が重度の栄養失調状態にあるという。

 

アジアおよび東南アジアの複数の国は、現時点でコンゴからの感染リスクは低いと評価している。コンゴからの直行便は存在せず、渡航者も少数であることがその理由である。

 

WHOはコンゴに対し、迅速対応チームを派遣し、感染者の調査や病原体検査、感染拡大防止活動の支援を行っている。また10日時点で、初期検査の結果、12検体のうち10検体がマラリア陽性であったと発表した。

 

ベトナム保健省予防医学局は、WHOおよび各国の保健機関と緊密に連携し、コンゴでの感染状況に関する情報共有を継続する方針であり、状況が変化した場合にはリスク評価を行い、必要に応じて検疫措置を含む対応策を講じる方針である。

 

一方、コンゴ政府のロジャー・カンバ保健相は、約380件の感染例が確認され、そのうち約200件が5歳未満の子どもであると発表した。また、死亡例71件のうち、27件は病院内で、44件はコミュニティ内で発生しているという。

 

さらにアフリカCDCの報告によると、感染例は376件、死亡例は79件とされており、一部の報道では140人を超える死亡者数も伝えられている。

 

ハノイ市は引き続き国際的な感染リスクに備え、検疫体制を強化し、感染症の早期探知と拡大防止に注力している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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