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ホーチミンの路上で豚肉ハムを食べた3人、ボツリヌス中毒に感染

2023年05月18日(木)13時03分 公開
ホーチミンの路上で豚肉ハムを食べた3人、ボツリヌス中毒に感染

<写真:Tuoi Tre>

 

ホーチミン市にある省轄市であるトゥードゥック市で、路上で売られていたチャールア(ベトナム風豚肉ハム)を食べた兄妹3人がボツリヌス中毒で入院したことが明らかになった。

 

13日午前9時頃、同市の屋台で10歳〜14歳の兄弟3人と叔母の4人家族が、バインミーと一緒に食べるためにチャールアを購入した。

 

朝食から3時間後に4人は腹痛と下痢、嘔吐に見舞われ、兄妹3人は疲労感や筋力低下といった症状も発症したという。

 

翌日になっても兄妹3人は肉体的な疲労を訴え、ホーチミン市の第2小児病院に搬送された。

 

搬送後に兄妹3人は眼瞼下垂と脚力低下、呼吸不全に陥ったため、第2小児病院はチョーライ病院に応援を求めた。

 

15日に両病院の医師はチャールアが原因のボツリヌス中毒であると診断し、クアンナム北部山岳地帯総合病院から発送されたボツリヌス菌治療薬を使用して治療にあたった。

 

ボツリヌス菌は強力な神経毒性を持ち、ボツリヌス毒素を含む食品を摂取すると中毒症状が12~36時間またはそれ以降に現れる。

 

一般的な症状は腹痛や筋肉痛、疲労、かすみ目または複視、口渇、発話障害、嚥下困難、眼瞼下垂、全身の衰弱で、呼吸困難に陥ることもある。

 

重度の場合には平均2か月以上の人工呼吸器装着が必要となり、回復に数か月を要し、合併症が発生する可能性もあるという。

 

また、早期に治療しなければ死や麻痺につながる可能性がある。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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