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ホーチミンのイノベーション指数、東南アジアで3位
<写真:nld.com.vn>
ホーチミン市が東南アジアにおけるイノベーション・スタートアップのエコシステム評価で第3位にランクインしたことが明らかになった。世界的なランキングでは1000都市中111位に位置している。
12月17日、ホーチミン市主催の「2024年イノベーション・スタートアップ週間(WHISE2024)」が開幕した。2024年のテーマは「持続可能な発展のためのイノベーションとスタートアップ」で、ホーチミン市人民委員会の主催のもと、科学技術局や関連機関と協力して開催されている。
開幕式でホーチミン市人民委員会のチャン・ティ・ジエウ・トゥイ副委員長は、世界知的所有権機関(WIPO)が発表した2024年の「グローバル・イノベーション・インデックス(GII)」において、ベトナムが133の国・地域中44位にランクし、前年から2ランク上昇したことを強調した。
ベトナムは低中所得経済圏では2位、東南アジア、東アジア、オセアニアの17カ国・地域中では10位に位置している。
ホーチミン市のスタートアップ・イノベーションエコシステムは急速に発展しており、スタートアップ評価機関「StartupBlink」によると、東南アジアではシンガポール、ジャカルタに次いで第3位にランク付けられている。
同副委員長は2023年に施行された特別政策「決議98/2023/QH15」によりスタートアップコミュニティから大きな反響が得られたことに触れた。
この政策により経済効果がもたらされるだけではなく、持続可能な発展の推進力となり、同市が地域を代表するイノベーションセンターへと近づく契機になったと述べた。
さらに、2024年の「ホーチミン市イノベーション・スタートアップセンター」の開設が、革新的な都市モデル構築における重要な一歩となる。
ホーチミン市は科学技術、イノベーション、デジタル変革を経済・社会発展の基盤と位置づけ、2024年を「行動の年」として「デジタル変革と決議98/2023の効果的実施」を掲げた。
ホーチミン市政府は今後もイノベーションコミュニティとの連携を強化し、地域および世界のリーディングイノベーションセンターを目指す姿勢を示している。
WHISE2024は12月22日までの期間で開催され、150以上のブースが並ぶ「イノベーション・スタートアップ製品展示会」をはじめ、15の主要イベントが予定されている。
また、国際フォーラムやセミナーでは「大学における起業フォーラム」「人工知能(AI)の公共行政への応用」「持続可能な発展とAI教育技術」をテーマに討議が行われる。
加えて、「スマートシティ2024」決勝大会や「第2回スマート都市向け半導体デザインコンテスト」、優れたスタートアップを表彰する「I-Star2024」授賞式など、多様なプログラムが展開される。
これらを通じて、エコシステムの連携強化が図られる見込みである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。