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ベトナム人就業者調査、32%が起業やフリーランスに転向

2024年06月26日(水)07時00分 公開
ベトナム人就業者調査、32%が起業やフリーランスに転向

<写真:tuoitre-vn>

 

マンパワーグループが実施した小規模な調査によると、求人需要が高まっている一方で、労働年齢層の多くが労働市場に参加していないという逆説が一部解明された。

 

同調査は6か国の就業者2023人を対象に実施され、そのうち274人がベトナムの労働者である。

 

専門家によると、若者や就業者全般が仕事の意義を重視する傾向が強まっており、職業転換は仕事に意義を見出すための1つの選択肢となっている。

 

調査対象者の19%が転職し、49%が転職を検討中であった。そのうち、職業を転換した人の多くは新しい仕事が身体的・精神的健康や生活満足度に良い影響を与えたと信じている。

 

職業を転換した人のうち、41%が全く異なる職業に転向し、23%が同じ会社内で別の職位に移動していた。

 

特に注目すべきは、32%が起業やフリーランスに転向したことであり、この割合は東南アジア地域の平均の16%の2倍である。

 

調査結果はまた、若者が仕事に対してより多くの要求を持ち、意義のある仕事を求める傾向があることを示している。

 

これには「個人の満足と仕事の情熱・価値観の一致」「仕事と生活の調和による身体的・精神的健康の維持」「協力・支援・尊重がある職場環境」「社会に対するポジティブな影響」と4つの要素が重視されているという。

 

Viec Lam Totのデータによると、2024年第2四半期の求人広告数は第1四半期比で30%増加した。

 

特に小売業の販売員、倉庫管理員、事務職の求人が40%以上増加し、営業職と雑務職が30%増加、工場労働者が24%増加している。

 

一方で、2024年第1四半期の求職活動は18%の増加にとどまり、求人需要の増加と求職需要の増加に顕著な差が見られる。

 

また、多くの業種で収入が減少していることも報告されており、Viec Lam Totのデータによると、営業職、工場労働者、警備員の平均給与は8〜13%減少している。

 

ベトナム統計総局のデータも求人需要が高まる一方で、約230万人が「潜在能力を十分に活用していない」としている。その多くは15〜34歳の若年労働者である。

 

「潜在能力を十分に活用していない労働者」とは、失業者、経済活動に参加していないが学業にも従事していない人、非定期的な仕事に従事している人を含む。

 

マンパワーグループ・ベトナムの全国人事責任者であるグエン・タイン・フオン氏によると、労働者と雇用者の間に効果的なつながりを欠いていることが、需給のミスマッチの一因である。

 

また、特に若年労働者が多くの職位に対して自身の能力に自信を持てず、経験を積むための仕事にアクセスできていないことも問題であるという。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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