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ベトナムの航空需要が急増、航空局が機材増強を要請

<写真:thesaigontimes.vn>
ベトナムにおける航空需要が急増しており、2025年2月の航空旅客数は730万人に達し、前年同月比で12.4%増加した。
これを受け、ベトナム民間航空局は各航空会社に対し、機材の追加導入や運航効率の向上、スケジュールの最適化を求めている。
2月にベトナムの航空会社は480万人の旅客を輸送し、前年同期比6.2%増となった。特に国際線の利用者が170万人に達し、15.4%増加している。
航空需要は今後も拡大が見込まれており、4月30日の南部解放記念日、夏季休暇、9月2日の建国記念日にかけてピークを迎えると予想される。
ベトナム民間航空局は航空会社に対し、施策を講じるように指示している。
まず、機材の追加導入と運航効率の向上を図るため、保有機材を効率的に運用し、空港の受け入れ能力に応じた柔軟なスケジュールの最適化を求めている。
また、南部解放記念日や夏季休暇、建国記念日などの繁忙期に備え、旅客対応能力の報告を義務づけている。
さらに、国内外路線の強化にも取り組む必要がある。
ダナン、ニャチャン、フエ、フーコック、バンドン、カットビ、ダラットなど観光地への国際線を増便し、国内輸送の拡充や定時運航率の改善を図る方針である。
航空会社には予備機の確保を義務づけ、必要に応じて迅速に機材を入れ替える体制を整えることが求められている。
また、整備・修理体制の強化、人員の増強、部品・設備の確保を徹底し、遅延や欠航を最小限に抑えるよう指示している。
国内線の運賃規定を遵守し、高需要路線での供給調整、チケット販売の管理を厳格に行うことも求められている。
また、遅延や欠航が発生した場合の責任を果たし、クレーム対応の品質向上にも努めるように指示された。
各航空会社は空港のある地方自治体や旅行会社と連携し、観光市場の開拓と航空・観光商品の開発を進める。
また、利用者への情報提供を強化し、運賃やサービス内容の透明化を図る方針である。
ベトナム空港総公社(ACV)およびバンドン空港にはインフラ、人的資源、設備を整備し、サービスの品質、安全、保安を維持することが求められている。
特に、交通の円滑化と混雑緩和に向け、デジタル技術の導入を進める。
ベトナム民間航空局は国際線の拡大に向けた交渉を継続し、運航スケジュールの調整をデジタル技術で管理する方針である。
また、ハノイのノイバイ国際空港とホーチミン市のタンソンニャット空港の効率的な活用を図り、2025年のタンソンニャット国際空港第3ターミナルおよびロンタイン国際空港の開業に向けた準備を進めている。
ベトナムの航空市場は急速に成長しており、今後も国際線の拡充や観光地へのアクセス強化が求められている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。