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テト後に高騰する航空券、ホーチミンへの復帰に苦戦

<写真:phunuvietnam.vn>
テト(旧正月)の休暇を終え、ホーチミン市へ戻ろうとする労働者や家族連れが、高騰する航空券の価格に頭を悩ませている。
往復航空券を事前に購入しなかった人々の中には、帰路の日程を決めかねている者も多い。
クアンチ省出身のダオさん(31)は、帰省先からホーチミン市へ戻る日程が確定せず、1月30日になってようやく航空券を探し始めた。
しかし、フエ市のフバイ空港発のホーチミン市行きの便はすでに満席であった。
やむを得ず、家族とともに約250km離れたダナン市までバスで移動し、そこからのフライトを確保することになった。
最も安い便を選択したが、1人当たりの運賃は400万ドン(約2万4000円)以上となり、3人分で計1200万ドン(約7万2000円)を超えた。
ダオさんは「1週間前に購入してこの価格なので、直前になればさらに高くなるはず。遠方の空港まで移動しなければならず、テト期間中の長距離バス移動は本当に大変であった」と語る。
また、ハノイ市出身のグエンさんは、テト休暇の最終日が2月6日に決まった直後に航空券を手配した。
しかし、5人家族分の運賃を確認すると、最も安い便でも1人500万ドン(約3万円)を超え、高額な選択肢では800万ドン(約4万8000円)以上に達していた。
グエンさんは「片道だけで家族全員で2000万〜3000万ドン(約12万〜18万円)も必要。価格を見て驚いたが他に選択肢はなかった」と話す。
クアンビン省出身でホーチミン市のマーケティング関連企業に勤務するタオさんは、航空券の高騰を理由に復帰を2月14日以降に延期した。
最も安い便でも800万ドン(約4万8000円)を超えていたため、2024年の経験を踏まえ、出社を遅らせることで出費を抑えることにしたという。
タオさんは「昨年は自家用車で戻ったが、渋滞で1日以上の遅れが生じた。今年は1週間リモートワークを続けることで、500万ドン(約3万円)近く節約可能」と話す。
タオさんと同様に、航空券の価格高騰によって多くの労働者が復帰のタイミングを慎重に見極めている。
リモートワークの活用や復帰の延期など、各自が最適な選択を模索している状況である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。