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ベトナムの航空チケット事情、テトを前に人気路線は完売
<写真:baohanam.com.vn>
ベトナム航空局の統計によると、2025年の旧正月(テト)に向けた国内航空路線の予約状況では、11月26日時点でピーク時期の需要動向が鮮明化している。
特にホーチミン発の地方路線では予約が急増している一方で、主要都市間の路線には依然として空席が多い状況である。
テト期間中の移動需要は、ホーチミンからハノイ、ハイフォンやタインホアといった中部・北部地域、プレイクといった西原地方に向けて急増している。
具体的には、テトの公式休暇初日である2025年1月25日における予約率は以下の通りである。
・ホーチミン〜フエ:99.31%
・ホーチミン〜プレイク:100%
・ホーチミン〜トゥイホア:100.24%
・ホーチミン〜クイニョン:100%
・ホーチミン〜クアンビン:100%
・ホーチミン〜チューライ:99.76%
これらの路線では既にほぼ満席の状態であり、1月24日、26日といった前後の日でも予約率は93~100%に達している。
一方、地方都市からホーチミンへの便といった帰省客が少ない逆方向路線の予約率は非常に低い。フエ発ホーチミン行きは12.2%、クイニョン発は5.66%に留まっている。
休暇最終日である2月2日には、地方からホーチミンへの便の予約率が平均75%に達し、一部路線では100%近くの高水準を記録している。代表的な路線の予約率は以下の通りである。
・プレイク〜ホーチミン:100%
・トゥイホア〜ホーチミン:100.56%
・クイニョン〜ホーチミン:100%
・チューライ〜ホーチミン:100.09%
逆にホーチミン発の便は依然として空席が多く、平均予約率は10%程度に留まっている。
ホーチミン〜ハノイやホーチミン〜ダナンといった主要路線では、1月25日から2月2日までの予約率は15~20%と低調である。
航空券価格は旧正月直前に上昇傾向が見られ、ホーチミン〜ハノイ路線では1月25日出発の片道料金が360万ドン(約2万1717円)前後となっている。
同様にテト後のピーク時である2月2日では、ハノイ発ホーチミン行きの航空券価格が360万~370万ドン(約2万1717〜2万2586円)となっている。
国内航空会社はテト期間中の需要増加に対応するため、追加の航空機導入を計画しており、ベトジェットは6機、ベトナム航空は5機を増備予定である。
期間中の提供座席数は国内外合わせて690万席以上、1日平均22万7000席で、前年同期比4%増となる見込みである。
航空当局は引き続き予約状況を監視し、需要が集中する路線での供給増強を航空会社や空港と連携して実施する方針を示している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。