ダナン当局、「ベトナムはかつて中国の一部であった」と発言したツアーガイドを捜索
ベトナム中部、ダナンの観光局は、地元の博物館で観光客に対して「ベトナムは中国の一部であった」と繰り返し伝えたツアーガイドを特定しようとしている。
ダナン博物館で当該の女性が発言していた場面をとらえた動画が、2月28日、ベトナムの中国語を話せるツアーガイドのFacebookグループに投稿された。
Tuoi Tre新聞によると、そのツアーガイドは、中国の観光客グループにベトナムはかつて中国の一部であり、ベトナムの伝統的なドレス、ao dai（アオザイ）は、中国のチャイナドレスから派生していると伝えたという。
外国人のように見えるその女性は、ツアーガイドの許可証を身につけておらず、彼女がどの会社に勤めているのかを特定できる明白な詳細は見つけられなかった。
ダナン博物館のHuynh Dinh Quoc Thien館長は、金曜日に、その動画は博物館内のアオザイを展示している場所で撮影されたと述べた。
同博物館は、ツアーガイドの身元特定を手伝うため、謎の女性の監視カメラ映像を市の観光局職員に提供したという。
また、Thien氏によると、ダナン博物館からの許可がなければ、ツアーガイドとして運営することは厳格に禁止されている。
博物館の管理者は、その女性を通常の観光客として誤解した可能性があり、捕らえることができなかったとThien氏は説明した。
ダナンでは過去に、中国の観光グループのガイドとして違法に働いていた中国人がベトナムの歴史について間違った情報を伝えていたため、何度も処分してきた。
地元当局はそのような活動を追放するために取り組んでいるにも関わらず、許可を受けていない中国人のツアーガイドは、ベトナム中部都市で猛威を振るっている。2016年、観光当局は違法なガイドの数を400人以上と推定した。
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