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歩行者も処罰の対象へ…2018年より新刑法が施行
2018年より、ベトナムでは改正刑法が施行される。「車運転時の規則違反」という罪状が「道路使用にかかる規則違反」へと変更され、交通事故の際の処罰の対象が自動車の運転手だけでなく歩行者にも拡大されるもようだ。
死亡事故につながる違反は最大禁錮5年。死者数に応じて期間が延長され、2人であれば禁錮10年、3人以上であれば15年となる。
この新法について担当者は、「道路の安全のためには、歩行者も責任を負わなければならない時期にきている」と述べる一方で、インフラがまだ整っていない中で、歩行者が間違った場所で道路を横断したり「侵略」することはやむをえないと反対意見も多い。
ベトナムでは1時間に1人のペースで交通事故による死者が出ているが、これまで歩行者は刑罰の対象とはならなかった。
今回施行される2015年改正刑法は、もともと昨年7月に施行予定であったもの。しかし度重なる誤りや法律上の抜け穴の発見により延期され、予定であった7月にようやく立法議会の最終承認を通過したところであった。
また窃盗や器物損壊などの罪では75歳以上の違反者に対して死刑を行わないことも盛り込まれており、具体的な物を用いない収賄についても2018年から違反となる。
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