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ベトナム保健省、A/H1N1インフルエンザ予防を提案
6月2日、保健省はホーチミンのTu Du病院で16人の患者にA/H1N1インフルエンザウイルスの感染が確認され、インフルエンザの予防を呼びかけている。
<A/H1N1インフルエンザが発生する以前にTu Du病院で患者が外出する様子>
6月1日、Tu Du病院の医師は体の痛みを伴い高熱を訴える女性を診察した。Tu Du病院はベトナムの妊産婦施設であり、女性は婦人科に手術のために訪れていたという。
高熱を訴える女性が病院を訪れた日、女性の親戚や医療従事者は、高熱や鼻水、喉の痛みなど23の症状が見られた。
症状が発症した人のうち16人がA/H1N1インフルエンザの陽性反応を示しており、急性呼吸器疾患を患っていた。
病院では感染した女性を診察するため、80人以上の患者が隔離されている。
世界保健機関(WHO)によると、A/H1N1インフルエンザは咳、くしゃみ、手の汚れ、混雑した人込みなどから感染する可能性があるという。
ベトナムのような熱帯の国では、インフルエンザウイルスは年間を通して蔓延しており、通常は雨季にインフルエンザの患者数がピークに達する。
A/H1N1ウイルスは悪性の呼吸器感染症を引き起こす。その症状は季節性のインフルエンザと似ており、高熱、風邪、咳、胃の不快を感じるといった症状が発症する。ウイルスは空気感染で広がり、喘息や痰が発生するといった症状が発症する。老人や子供、妊婦、糖尿病患者、がん患者、HIV感染者のような免疫力が低下している人が感染しやすい傾向にある。
保健省は衛生環境の強化、石鹸で手を洗うこと、咳やくしゃみが出るときは口や鼻を隠すこと、部屋をきれいな状態に保つといった提案をしている。もし、熱、風邪、咳などの症状が出た場合、マスクを着用し、健康診療所に行くことや医師の診断なしに薬を服用しないことなどの提案もしている。
2009年、保健省によるとベトナムはH1N1ウイルスが全国で流行し9000人近くの感染者が発生し、20人がその年の数カ月間で亡くなったという。
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