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2018年、HIV感染者1万人に上る
2018年、ベトナム国内でのHIV感染者数は死亡者2000人を含む1万人にのぼった。この数字は2017年のHIV感染者数をおおよそ同じだ。
HIV感染者は合計20万8800人に上り、そのうち9万4900人はAIDS感染者で、9万8500人が死亡しているとデータで明らかにされた。HIV・AIDS感染率は0.3%未満に抑制されているという。
医療部門はHIVの診断を治療に関する特集記事を発表するなどの啓蒙活動を実施し、2020年までにHIV感染者の90%以上が診断を受け感染を自覚し、診断を受けた感染者の90%以上が治療を受け、治療中の感染者の90%以上が血中ウイルス量を抑制することを目標にしているという。2030年までにはAIDSを撲滅し、HIV患者に医療保険を適用することを目指している。
地元当局はベトナム全土の52の都市と省で、清潔な注射針を約10万6000人の薬物乱用者に配布し、6万2000人以上の人々と性労働者3万5500人、男性6万7600人、夫人約1万6500人、HIV感染者の性的パートナーに避妊具を配布した。
2017年には294棟であったメサドン治療法を用いて麻薬依存を治療する施設数は、2018年に63の都市と省に314棟に拡大し、患者は2017年比3000人増の5万4200人まで増加した。
保健省はブプレノルフィンと呼ばれる化合物によって薬物中毒者を治療する研究を計画している。
全国にある1300箇所以上の医療ステーションではHIV診断サービスを行っており、診療所は2017年には401箇所だったのに対し、2018年には429箇所まで増加し、全国の都市と省でARVの治療を受けることが可能になった。ARVの治療薬は652箇所の診療所、32箇所の刑務所、2箇所の拘置所で配布されている。
健康保険に加入しているHIV/AIDS感染者の割合は2016年10月時点で50%だったが、現在では約90%まで上昇している。Ninh Thuan省、Lai Chau省、Cao Bang省、Ca Mau省のARV治療を受けている全ての患者は健康保険に加入している。
医療部門は危険な収容所や山岳地帯といった感染の危険が高い地域でのHIV診断を試みている。
同部門は14万人の患者を対象にARV治療を行い、HIV/AIDSを予防、管理するために資金を蓄えることを目標としている。
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