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ハノイの学校、大気汚染に伴い野外活動を禁止
<ハノイの小学校における体育の様子。(写真提供:VnExpress/Thanh Hang)>
ハノイの複数の学校では教室の窓を締め切り、生徒の野外活動を自粛しているという。
Le Quy Don小学校のLy Thi Son副校長は生徒が校庭ではなく教室と体育館で体育の授業を受けていると述べた。 扉と窓は全て締め切られており生徒は休み時間に外出しないように言い渡されているという。
「一時的な解決策ではあるが、本校には優れた施設とインフラが備えられているため、学生にとって、それらの措置は必要かつ有益だ」と同副校長は語った。
「現状、大気汚染による健康被害が出ている生徒はいない」と同副校長は語り、ハノイの大気汚染が改善されたら学校での野外活動も再開するつもりだと加えた。
Nam Tu Liem地区にあるオーストラリア系学校は、屋外における試合の延期、屋外での運動の禁止、すべての窓の閉鎖など、いくつかの対策を実施している。
9月30日、Lomonosov小学校は、すべての体育授業を体育館で実施するよう教師に通達したという。 本来の教室の窓を閉じるのは午前9時だが毎日午前7時に繰り上げている。
大気汚染から生徒を守るために、教育委員会は、午後3時40分に授業を終えた後または午後5時30分の放課後アクティビティが終了した後に子供たちを早めに迎えに行くよう保護者に呼びかけている。
Nguyen Thi Thu Mai校長は、保護者、教師、生徒に大気の質を報告するため、Pam Air社に大気質モニターを注文したと述べた。 設置は10月5日までに完了する見込みだ。
2日朝、世界の1万以上の人口を有する都市の大気質でハノイはワースト1位となった。AQIは180を記録しており、心臓と肺への悪影響を与えるリスクが高いレベルであり、特に子供、老人、呼吸器や心臓病を抱えている人には深刻だ。
当局は、ハノイの大気汚染は建設、車両の増加、製鉄やセメント工場などの重工業、石炭プラントに起因していると述べた。
10月1日、ベトナム政府は大気が健康に被害を与えるレベルであることから、国民に対して屋外での活動を制限するよう注意を促している。
「子供、老人、妊婦、そして呼吸器に病を抱えている人は交通や野外活動を一時的に控えてほしい」とベトナム政府は声明で述べた。
PM2.5のレベルは今後も高い見込みで、特に夜と早朝にかけて警戒が必要だと声明には記載されているという。
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